こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
かんしゃくで困ること、ありませんか?
はーい!!
私自身、娘1歳の頃からの悩みでした。(自分の余裕のなさとの闘いでもありました)
4歳を過ぎ少し落ち着いてきたかなと過去形で書いたはいいですが、ちょうどこれを書いている今朝も一発やってくれたばかりです
かんしゃくに関して、娘と向き合いながら自分なりに学んできました。
その中で、「気持ちは受け止めつつもかんしゃくの状態では取り合わない」という対応に行きついていました。
「落ち着いたらお話ししてね」と伝え、他事をして意識的に知らないフリをするのです。
その真意は、まずは思い切り泣いてスッキリすることも大切、気持ちの良い伝え方を知ってほしい、「大泣きしたら言う事を聞いてもらえる」と思ってほしくない、といった想いです。
ですが、「ママー!ママー!」と泣き叫ぶ姿に、本当にこれでいいのかと罪悪感のようなものを感じることがしょっちゅうでした。
そこでようやく最近になって腑に落ちたことがあります。言われれば当たり前のことなのですが、自分の中に落とし込めていなかったこと。
それはまず、「かんしゃくは子どもの言葉にならない言葉」ということです
子ども自身もそうしたくてしている訳ではない。ただ気持ちの整理が難しい。言葉で表しきるのも難しい。本当に困っているのは大人でなくその子自身なんですよね。
そしてもう一つ。子どものタイプによって、落ち着くまで一人にしてほしい子とそうでない子がいるということ
前者はヘタにアプローチするより出し切って切り替えられるのを待つのがいいのかなと思いますが、娘はきっと後者だったのですね。落ち着くのに、もっと助けが必要だった。
おそらく自身もそちらタイプなので、自分に置き換えて考えてみます。
仕事がしんどくてストレスが溜まっている。そこで夫に愚痴を聞いてもらいたいと思ったらつい感情的になり涙も溢れてきてしまった。そんな時、
「ちょっとその言い方やめてよ。泣きやんでから話して!」などとそっぽ向かれたら、、、
はい、家出案件です(※あくまで私の場合)
そしていつの間にか怒りの矛先が夫に向かってしまったりなんかしそうです
ただ「そうかそうか」と聞いてほしかっただけ、ただ吐き出して落ち着くまで傍にいてほしかっただけ、なんですよね。
子どもも同じ。いえ、それ以上言葉にならない叫び、自分では抑えきれない衝動を、ただ「うんうん」と聞いてほしい。抱っこしてほしい。身体を優しくさすってほしい。”さわるな!”とはねのける子だって、本当は見ていてほしい。それだけなんですよね。
それを受け止めてもらえなかったら、いつの間にか何に怒っていたのか忘れて母への反抗にヒートアップ、それならまだよし、ショックで悲しみに包まれてしまうことだって考えられますね
もちろん、受け入れると受け止めるの違いはあり、欲求を叶えるかどうかはまた別の話。
ただまずはその苦しい気持ちを落ち着ける。そこで初めて自分で冷静に考え対処できるのですよね。そして大人の理を伝えるのは最後でいいんですね。
何事も共通ですが、まず子どもがどういう手伝いを欲しているかよく見極めるところがスタート。改めて心掛けていきます
お読みいただきありがとうございました!
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