こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。(毎週金曜日配信)
今回は、子育てに奮闘するお2人のママさんにお話を聴かせていただきました
ひろこさん:5歳2歳の姉妹ママ。専業主婦として奮闘中!
まなみさん:5歳3歳2歳2歳(年子と双子含む!)の4兄弟ママ。保育士の仕事と子育て、共に奮闘中!(Instagramはこちら)
―専業主婦と働くママ、それぞれのやりがいや大変さがあるかと思いますが、良かったと思う点はどんなところでしょう?
まなみさん:大変だった仕事の後に我が子を見ると、無性に可愛く思えるところですね。また、日中もふとした時に「ちゃんとご飯食べているかな?楽しく過ごしているかな?」などと想像し、愛おしく思います。
ひろこさん:産後の2人育児や、自粛中のおうち缶詰め育児にかなり追い詰められたこともありました。ですがずっと一緒だからこそ、子どもの小さな成長や大切な変化の一つひとつに出会ってこられたと思います。「こんな言葉が増えている!」などと逐一発見できるのは大きな喜びですね。
―お2人とも旦那さんが忙しく、ワンオペの日が多いとのこと。不満などはありませんか?
まなみさん:以前はありましたね。もちろん子育て自体の大変さは大いにありますが、そこは近所の義母や保育園に助けられています。それ以外に不満といえば、夫の急な飲み会や寝かしつけ中の帰宅などでしょうか。なのでまずは、夫婦間で明確なルールを決めました。飲み会は何時までに連絡、寝かしつけ中に帰宅したら寝かしつけ要員に加わる、などですね。
ひろこさん:寝かしつけ中の帰宅で怒らないのがエライ!うちは何かと夫とバチバチです。私が不満をぶつけることが多いのですが、夫の何も感じていない様子に更に爆発してしまい、終いには私が家出というパターンも...
まなみさん:私は、「夫は大きな長男」と捉えているんです(笑) なので今、男の子を5人育てているんですよね例えば、子どもが食器を下げてくれたら感謝するのに、夫がした時は何も言わない。それは、「当たり前だ!」と思うからですよね。そう気づいた時に、とはいえ片付けは自分に役割分担されているのだから、「手伝ってくれてありがとう」の気持ちはきちんと伝えようと思ったんです。逆の場合も同様に、感謝の言葉を言ってもらいますね。
ひろこさん:なるほど~!
まなみさん:他に心掛けていることは、「子どもは2人の子」という当事者意識を持てるよう夫に働きかけることですそのために月に1~2度、深夜まで子どもに関するミーティングをしています。4人の子それぞれに対し、今の姿や課題を挙げていく。そしてそれについてお互いに思うことや、どう対応を取るかなどを話し合っていきます。2人で子育ての軸がずれないようにと思っています。ミーティング開催はだいたい自分の発案で、やりたいと思ったら事前に連絡を入れておき、本腰で臨みます
ひろこさん:うちは夫の仕事時間の都合でなかなか夫婦で話す時間が取れていなかったな...休前日のアポ取りから始めてみようと思います!
―ひろこさんは、日中ずっと一人で見ているからこそ、こだわりたいルールなどもありますよね。
ひろこさん:子どものことは夫婦で一緒に考えていきたいとは思いますが、私が見ている時間が多い分、どうしても子どもと私の間で色々とルールを定めてしまうんですよね。それを知らずになかなか守れない夫に、ルールは事前に教えてくれ、求めるものが高すぎる、などと言われてしまい、私もイライラ、夫もイライラ...おそらく、夫のやり方に私は口出ししない方がいいんです。夫が私より甘くなったとしても許容範囲ならいいのかなと。任せる時は任せ、彼なりのやり方で主体的に子どもを見ることが、父親業を習得していく道なんだろうなと最近は思っています。
まなみさん:私は類別にルールを書き出しています。長男のルール、次男のルール、4人共通のルールなど。それに対して夫の意見も出てきて、それが父親としての自覚アップのタイミングだと思っています。「いいねそれ、全然思いつかなかったわ!」「パパが決めてくれたことをやっているから、最近あの子いい調子だよね!」など、いいアイディアはすかさず褒める正直、本当はこうした方が早いのにと思うことはありますよ。でも夫の自信に繋がることは大切にしたいですね。そうそう、休日夫が友だちと出掛けると言ってきたら「いいよいいよ行っておいでところで、4人のうち誰と誰を連れて行く?」などと返しています。夫も子連れで行ける遊び場を選ぶようになりましたね
―まさに「旦那さま育て」ですね!!
次週は兄弟姉妹への接し方の工夫、自分時間の作り方、イライラの対処法などについて伺います
お読みいただきありがとうございました!
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