こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。(毎週金曜日配信です)
本当にもう、やめてくれ~!
私が1日1回は子どもに思うこと。
時に「いらんことする」という表現がピッタリな程、子どもは本当に色々とやってくれますよね(笑)
これをストレートに発するか、心で留め柔らかく言い換えられるかは、その時のゆとり次第です...
壁の剝がれをペリペリとめくる
寝転がって壁をドンドンと蹴とばす
棚やテーブルに上る
カーテンを引っ張って外しそうになる
TVをガンガン揺らし倒しそうになる
はだかになった途端、部屋中キャ~~ッと走り回る...
やめてほしいことは伝えて止めるのですが、いつもここで考えたいと思うのは、「子どもは今、その動きを欲している」ということ。
大人にとっての「いらんこと」は、子どもの発達段階にとっては、実は大切な動きだったりするんですよね
ペリペリ剥がすのは、指先を使いたい➡シールもいいし、家庭ならレタス剥がしや玉ねぎの皮むき(目が痛くならない程度に)もとってもいいなぁと。木の皮剥がしも没頭します。
壁を蹴とばすのは、足を使いたい➡外でボールを蹴ってもいいし、室内ならひたすらジャンプだけでも効果的! 寒く無ければ裸足も刺激的!
やたらと上るのは、上る動きを洗練したい➡棚より高い布団山や、ここは上ってもいいという場所を作る。我が家では思いっ切って置いてみたジャングルジムが大活躍です。
カーテンを引っ張るのは、引く動きがしたい➡バスタオルやシーツで綱引きごっこをしても楽しい
棚やTVを揺らそうとするのは、自分についた粗大な力を使ってみたい➡とにかく大きく体を動かす。相撲なんて最適。何か荷物を持ってもらうのも◎
はだかんぼはしゃぎは...➡お隣りさんにご迷惑にならない程度にどうぞ解放感を存分に
「やめてね」と共に「こうしたかったんだね」の共感があり、その先に一工夫、動きを担保できる何か提案ができればいいですよね
ただ、大人の困る反応を見て自分の力がどこまで及ぶか確かめる場合も時にあり。そんな時は必要以上に取り合わず淡々と伝えるに限ると思います。そして辞められた時に存分に注目し、それに代わるあそびに誘うなどしていきたいです。
制止で留めず、子どもの「したい」をいい形で保障できるのが、子育てを楽しむ秘訣の1つのような気がしますし、保育士というプロならば必要なスキルだと感じます。そう思い模索する日々です
お読みいただきありがとうございました!
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