こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
「いやだ、もっとあそびたい! 」
「あさごはんは パンじゃなくて ホットケーキがいい! 」
「ほいくえん いくの やだー!!」
日々飛び交うプチ難題の数々...
きたな...よしよし、まずは気持ちを受け止めてから、と...
「そっかぁ、もっと遊びたかったんだね! でももうおうちへ帰る時間だよ」
「ホットケーキを食べたかったね。でも今はおうちにないんだよ~」
「そうだね、でもごめんね、パパもママもお仕事があるから...」
良かれと思って掛けたこれらの言葉。
それなのに思いの外うまく届かず、
「やだーーー!」が倍増することも多々あり...
ここで注目すべきは、「でも」の威力なのかなと思っています。
これらは一見受け止めているようで、意外と受け手は「でも」でガシャンとシャッターを下ろされているように感じるのかもしれません。
昔学校の国語でも習ったように「でも」の後が重要であり、これでは単なる否定になっているわけですね。
そこで、思い切って「いいよ」と言ってみたらどうでしょう
その時叶えられないのは事実だけど、条件が合えばぜひそうしたい気持ちがあるのもまた事実。
なのでその気持ちを「いいよ」に乗せて伝えます。
「いいよ! じゃぁ今度公園に来た時は何でいっぱい遊ぶ?ブランコ?それとも滑り台?」
「いいよ! じゃあ明日はお~っきなホットケーキを作れるように、後で一緒にスーパーにお粉と卵を買いに行く?」
「パパやママといっぱい遊びたいっていうこと? いいよ! じゃぁ今日はお仕事だからできないんだけど、今度のお休みは、お弁当持ってみんなで公園に行く?それとも、おうちで一緒にブロックで大きな電車を作る?」
子どもも案外、まさか「いいよ」と言われるとは...という驚いた顔をしたりするんですよね(笑)
そして、一度は「受け入れられた」と感じるため、その後の話も素直に聞き入れやすくなるのではないかと思います。
そこに具体的なワクワクワードや選択肢を盛り込めば、もう気持ちはそちらへ向かい、自分で選択したという満足感も相まって、切り替えられる率がUPする気がしております
つい色々大人の都合や条件が頭によぎり、「でも」が先走って出てしまいます(自戒)
簡単なのに意外と言えない「いいよ! じゃぁ~」の言葉。
ですが言い慣れてくると、実はそれを言う自分自身が一番心地よいのかもしれないと気づいた次第です
お読みいただきありがとうございました!
―――――――――――――――――――――
☆保育に関するお困り事・ノウハウは、保育現場での体験の共有サイト<ホイクタス>の方にも多く載せられています。私も運営協力者として登録しております。どうぞご活用くださいませ。