こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
近頃、保育園でも家庭でも、子どもに対し「タイミングを見計らうこと」の大切さを感じます。
おおよそ決まったリズムで生活していく中で、子どもを次の活動に誘っていくことは必要。
そこで気を付けたいのは、大人の思いや都合を挟みすぎないことだと自戒しています(もちろん、特に家庭では致し方ないことも多いですが...)
確かに着替えをする時間だけど、今この子は夢中でブロックを組み立てている。
確かにもう寝る時間だけど、これが読みたい!と絵本を持って訴えている。
そんな時に、「今は○○の時間よ」とサッと取り上げることは簡単。
それで「うわーー!!」と子どもが怒っても、リズムを整えることや生活を回すことが大人の役目だ、と自分に言い聞かせる。
でも、ふと冷静になって思うのです。
きっちり事を進めることと、5分10分押したとしてもその子の想いを少しでも汲み上げること、
どちらの方が大事だろう(もちろんTPOにもよりますが。)
子どもへ色々と教えたり誘ったりするのは何のため?
それはひとえに、心身の健全な発達のため。
想いを少しでも受け入れられたという肯定感
集中・没頭することで育まれる前頭葉
一区切りまでできた達成感
健全な発達において最大級に大切なものばかり↑↑
リズムを整え習慣をつけることは本当に大切ですが、気を付けるべきはタイミング。
毎度大人のタイミングで活動を中断していたら、最大級に大切な↑↑を育む機会も奪い続けかねないと思っています。
「○○が終わったら~しようね」と予め確認しておく。
そして、今だ!という区切れで、すかさず声を掛ける。
それを待ったところで数分。
何なら無理に中断させてウギャー!となるよりよっぽど早そうです。
もちろん決してすんなりいくばかりではないですが、
突然終了を言い渡されるよりは切り替えやすいと実感しています。
大事なメール、あと1分で打ち終わるからちょっと待って!
この野菜をお鍋に入れちゃったら後がスムーズだから、それだけやらせて!
大人が味わうそんな気持ちと一緒ですね
本来の目的を見失わず、大人の都合優位にならないよう、意識して誘っていきたいと思う次第です!
お読みいただきありがとうございました!
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