こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
「子どもは何歳でも(胎児期からも)、大人の言うことは全て聞いていて、全て分かっている」
よくそう言われます
私もそう思っています。
ちょうど先日、
「(0歳の子は)まだ理解できないから~」
といったことを聞きました。
もちろんその趣旨は、「どうせ言っても分からないし」ではなく、「より丁寧な誘導やサポートが必要だよね」ということだったと思います。
ただ、私の中で、「まだ理解するには幼い」という概念自体を外したいと思っています。
例えば、「いつの間にそんなことできるようになったの?」「どこでそんな言葉覚えたの?」などということ、よくあります。
それは、こちらが思っているよりもずっと、子どもは何気ない大人の言動を理解しているからだと思います。
そしてそれを表出できる段階になるまで備えていて、「いざ」と表した時に大人を驚かせるようです。
ところが、「まだ言っても分からないから」と思って言葉にせず、ただ受け身にさせていたら...
せっかく行動に移したり言葉にできたりする発達段階になっても、その材料が足らないということになってしまいそうです。
それではもったいない !
例えば、床に落ちた絵本を踏みつける0歳児に対し、
・まだ言っても伝わらないからと思ってササッと片づける
・「絵本は大事だから踏まずにここにしまおうね」とその都度伝えながら片づける
その2つでは、積み上がって大きな差になっていくのだと思います。
(毎度毎度になることも、その度伝えることが大事)
年齢や発達によって大人のサポート具合は変わってきますが、
一方で、言葉掛けや見本となる大人の行動は、0歳でも5歳でも変わらず、丁寧に示し蓄積させていけたらと思っています。
お読みいただきありがとうございました !
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