こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
「怒る」って、怒る側も怒られる側もストレスフルですよね
しかもその労力の割に効き目が薄いことを実感します。
4歳息子は最近、通りがけに姉の頭を叩くわ、髪を引っ張るわ。
色々なストレスがあるんだなと差し引いても、チョットヒドイ。
これはと思い注意すると、今度は猛反発。
大声で叫んだり、足でドンドンと床を打ち鳴らしたり。(←親がご近所トラブルに神経質になっていることをよく分かっている。)
こちらがそこに上乗せして怒ると、火に油。ただただやかましくなり、肝心な内容は右から左。負のスパイラルです。
一方、それならばとあえて知らぬふりをすると、今度は「なんでママはおはなしをきいてくれないんだ!!」と論点がズレ、余計にヒートアップ。
そこで考え直しました。
息子のこの調子には決して乗っからない。
むしろ、グググッと3段階トーンを落とす。
でも、知らぬふりはせず、敢えて要求を受け入れる。(どんな状況にせよ、話を聞いてくれなくて嫌なのは皆同じと思ったからです。)
ただし感情は入れず、静かに淡々と動く。
息子としては、聞いてはくれるから文句は言えない。
でもなんだか母の様子がいつもと違う。
なんだか拍子抜けと感じたのか、怒られるより静かな方が逆に怖いと感じたのか。
次第に落ち着き、最終的に「さっきはごめんね」とポツリと言いに来ました。
その状況になって初めて、
「ママは(息子)くんのことが大好き。でも嫌がる(姉)ちゃんを叩くのは好きじゃない。とっても悲しい気持ちになるよ。」
と静かに目を見て伝えました。
すると息子は「うん、わかった」と一言。
このモードになってようやく、息子の心に少し届いたのだと思います。
結局次の日も同じことを繰り返すのですが、確実に少しずつ彼の中に積もっていると信じています
怒りながら何かを伝えると、相手には「怒られた」という負の感情だけが残り、肝心な内容は実はほとんど響いてないと脳科学でも言われています。
ヒートアップしている時は否定も肯定もせず、乗っからず、少し引きながら静かに関わっていく。
そのほうが怒るよりずっと気がラクですし、子どもも自らクールダウンしていき次第に話が届くので、効果的に思います。
お読みいただきありがとうございました!
―――――――――――――――――――――
☆保育に関するお困り事・ノウハウは、保育現場での体験の共有サイト<ホイクタス>の方にも多く載せられています。私も運営協力者として登録しております。どうぞご活用くださいませ。