こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
先日、娘息子がピアノの発表会を終えました。
以前の記事にも書いたように、当日に至るまでそこそこの山あり谷ありでした。
幾度となく、「もうやだ!ピアノやめる!」と叫んだ子ども達。
その度私は、
ピアノは楽しんでやりたかったはず、嫌だと言うことをやらせる意味はなんだろう、親のエゴか、と自問の日々でした。
そんなこんなで迎えた本番。
初めての舞台に、4歳5歳ながら緊張の面持ち。
それでもその日は「やだ!やらない!」などとは一言も言わず、むしろしっかり自分の足で舞台を歩き、練習通りに弾ききり、お辞儀をして戻ってきました。
なんとも頼もしい姿に、私は舞台袖で号泣でした。
終わった後の2人の感想はというと
「たのしかった。またひきたい。」
「つぎはいつ?」
と晴れやか。
結果オーライな発表会となったわけでした。
過程は、親子共に大変でした。
この大なり小なりなストレスを幼少期に経験する必要があるのかと、その間ずっと考えていました。
・難しい、できないと思うことをクリアできた時、達成感や自信を感じる。
・いつもと違う緊張の場で、自分を律しようとする力が芽生える。
・経験しなければ見えない景色がある。
・ただ一方、この時期は楽しんでなんぼ。好きなことを好きなようにやりきることこそ大切。
・ストレスを自分なりにバネにする、自分を律しようとする、などはもっと先で十分でないか。
私自身、答えを見出だせてないわけです。
なので、自論を探すより、とにかく子ども自身を見つめて対応することに限ると今は行き着きました。
子どもがやりたいというもの、また、大人がこれはやってみたらいいのではと思うもの、
100%良くない経験はないはず。
でも、いやだ!と言う時は確かに嫌なのだから、しっかり受け止める。そして、中止の覚悟も持つ。
一方、子どもは日々成長、日々違う姿があるのだから、ピアノは嫌になったのだと決めつけはせず、毎日気持ち新たに向かい合う。
前日大泣きしたかと思えば翌日楽しそうに弾くこともあり。そんな時は、一緒になってめいっぱい楽しむ。
発表会、やるからには「一つの良い経験」として、その中に詰まったいろいろな要素を共に味わえるといいなと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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