こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
毎度毎度、我が子の荒れ模様な話で恐れ入ります。
懲りずにまたお一つ、よろしいでしょうか。
私は以前まで、子どもへは「その場ですぐに伝える(叱る)」が鉄則だと思っていました。
子どもはすぐに忘れる生き物だからこそ、その場で、と先輩から教わってきた気がします。
でもそのようにやっていると、時に余計にヒートアップし、互いに収集がつけられなくなることがありました
そこで学んだのは、「すぐに叱る」が通用するのは、子どもの状態次第ということ。
大泣き大暴れをする我が子の場合、「すぐに叱る」のは実は逆効果、というのが脳科学の見解で分かったとのことです。
子どもの脳は感情優位で、理性の働きは未発達。
なので、感情が高ぶっている時にいくらしつけのつもりで伝えようとしても、効果なし。
むしろ、「怒られた」「怖い」と感じる不安やストレス、「なんで分かってくれないんだ」という不満など、負の神経を発達させかねないとのことです。
それなら、子どもが大泣きしたりカッとなったりしたら、どうしたらいいのか
その対応は2段階ありそうです。
1.「落ち着ける」からの、2.「伝える・一緒に考える」です。
1.まずは何より「落ち着ける」ファースト。
これなくしては、何を伝えても右から左どころか、火に油。
今朝の我が娘(下着一丁で大荒れ)の場合、「そうかそうか」と言われるのも嫌、抱っこも嫌、さするのも嫌、だからといって母が他事をしようとするのも嫌。
忙しい朝になんてこった!どうしたらいいんじゃ!状態でした
そんなわけで私は、心を無に、とまではいかずとも省エネモードにし、目を半開きにして、ただただ娘の荒れ言葉を聞いていました。
「そんな言い方しないで」など決して口を挟まず、黙って傍にいました。
そうして少しずつ娘のパワーが下がってきたのを感じるとすかさず再度抱っこに誘いました。
我が子の場合、抱っこできるかまでが親の我慢の見せ所、その後はまもなく収束していくことが多いです。
2.落ち着いたところで、ようやく2つ目のステップ。「伝える・一緒に考える」。
「どうしたらよかったかな」「ママはこう思うよ」といった話を、そこで初めて丁寧にするようにしました。
こうした2段階の対応は、子どもが自分自身で心を落ち着ける力を身につけるための道筋になるとのことです。
子どもがカッとなった時、
決して説教モードにせず、まずは何より「落ち着く」お手伝い。
それができてから初めて、「伝える・一緒に考える」時間にする。
ピンチはチャンス!ということで、自分で感情をコントロールできるようになるための大事な過程なんだ、の意識で関わっていければと思います。
お読みいただきありがとうございました!
―――――――――――――――――――――
☆保育に関するお困り事・ノウハウは、保育現場での体験の共有サイト<ホイクタス>の方にも多く載せられています。私も運営協力者として登録しております。どうぞご活用くださいませ。