こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます
やりたいことは言われなくてもやる。
そうでないことは、できればやりたくない。
それは子どもも大人も同じですが、大人は因果関係の経験値が多少高い分だけ、重い腰を自分で上げられる気がします。
一方子どもは、少しずつ実体験の中で覚えていくものの、まだまだ羨ましい程に「今」を生きている。
だからこそ、「やることやれる」よう、サポートが必要なことが少なくないです。
子どもにもよりますが、例えば、片付け、身支度、歯磨き、早寝、などなど。
そのような自ら望まないことを、できるだけ主体的に「やろう」と思えるようには、
次の3つを思い出したらいいのではと最近思っています。
まずは環境。
自分でやりたくなるような、使いやすい道具、お気に入りの小物、物の設置の高さ、照明の明るさなどなど、子ども目線で整える。
それから意味づけ。
それをやるとなぜ自分にとっていいのか、それのおかげで相手をどのような気持ちにさせるのか、必要性や感謝の気持ちなどをその都度伝えていく。
そして、満足感。
今やっていることが本人なりに満足できて初めて、次の活動へ期待感がもてる。
割り切って中断できる子もいますが、そうでない事もきっと多いし、それが健全な欲求だとも思います。
なので事前に言葉を掛けておき、「あと少し」の時間的・気持ち的ゆとりを持てるようにしたいです。
昨晩の娘、「まだねたくない!」と急にお布団から脱走。
何言ってんのと強制的に連れ戻すこともできましたが、大爆発5秒前の嫌な予感。
なのでひとまず「分かった」と一緒にリビングに向かい、何がしたかったか尋ねる。
すると「パズル」と一言。
「分かった、じゃあピースを1つはめたら寝られるかな?」(毎日コツコツやっている途中のパズルがある)
「うん」
そして本当に1つはめたらスッと寝に行き、所要時間は5分足らずでした。
些細なことかもしれませんが、要求を聞き入れられたという安心感や、1つできたという満足感が、娘にとって乗り気でない要求ものみやすくしたのではないかと思います。
(大爆発、ギリギリセーフ...)
「無理にやらせる」「やらされる」ことはできるかもしれませんが、それではお互い心をすり減らす。
できれば気持ちよく自ら動けるようにしたい。
そのためには、3つを意識すること、大事でないかと思った次第です。
お読みいただきありがとうございました!
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