こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
とある自然豊かな田舎の保育園に、我が子2人が「遊学」しました。
それに合わせて私自身も、保育を勉強させていただきました。
4歳息子といえば東京の自宅でご近所トラブル常習犯ですが、今回の滞在先で荒れ狂う(?)ことはありません。
そもそも滞在先は隣家との間に数十メートルの草地。ちょっとの大声や足音は問題なしです。また、ストレスが溜まっているなら家の周りを走っておいでとも言えます。
うまく発散できているからこそ、彼は穏やかに過ごせているようです。
一方、保育園では、とにかく先生方が皆穏やか。
子どもに対しても保護者に対しても、「いいよ、大丈夫」という、おおらかな対応です。
また、研究を重ねた保育環境がそこにあるため、子どもの行動をできる限り制止せず、まずは欲求を出す姿を見守っています。
「家庭」と「保育園」の間に切れ目がなく、「大家族」のような空間ができています。
そのような環境の中で、存分に思いを出せて満たされているからこそ、
自分でやる!と意欲満々だったり、いざという時の切り替えがスムーズだったりとするようでした。
自制心は、抑えつけられて身につけるのでなく、欲求を満たされて前頭葉が発達することで、自ら獲得するものだと言われます。
抑えられて溜まったものは、いずれ爆発する。
本当の意味で「自律」できるように、「ダメ」で済ませない環境作りや代替案、そして大人のおおらかさが必要だと改めて実感します。
都会と田舎では環境が全く違うのは事実ですが、それぞれでできることはきっとあるはず。
子どもが自ら自律に向かえるように、
「出せる」「満たされる」ための大人の心の持ち方や環境作り、今いる場でできることを模索し続けていきます。
少々固くなってしまいましたが、
お読みいただきありがとうございました!
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