こんにちは!
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
今回のテーマは昼寝。
昼寝については正直、こうだ!と言い切れない部分を多く感じます。というのも、必要性にとても個人差を感じるからです。
昼寝の本来の目的は疲れを癒すこと・睡眠量を補うことですよね。なので、ベビーカーや抱っこ紐、時には遊びながらでも自然に寝てしまう、子どもの寝たいタイミングで寝る、それでいいかと思います(16時以降など遅い時間に寝てしまったならば、夜に支障がないよう15分程で起こしたいところです)。
問題は、昼寝する必要があるのに寝られない時。昼寝せずに過ごし、夕食頃にぐずりだしてしまうなどです。
昼寝にもやはり環境が大切ですが、夜よりも整えにくいのは確かですよね。家ではできなくても保育園でできるのは環境のなせる業です。また夜寝同様習慣によるところも大きく、すると決めたら毎度同じくらいの時間にお布団に入れるといいですね。
ただ、もし昼寝の寝かしつけがストレスになる程手こずるならば、いっそ割り切って昼寝がなくてもその分夜しっかり早く寝ようと切り替えてもいいのかもしれません。夜眠くてもたないならば、優先順位を考えすべてを前倒しさせ、なるべく早くお布団に入れるといいですね。もちろん18時台就寝でも早すぎることはありません!
また、昼寝をしてないのに夜も遅くまで元気で体力が有り余っている、とよく聞かれますが、それは刺激で興奮してしまっているのかもしれません。大人でもありますよね、眠気を通り越してなぜかハイテンションになるとか、疲れすぎて逆に眠れないとかいうこと。いくら体力のあるお子さんでも、早起きして昼寝もしてないんじゃ、夜10時11時まで元気に起きていられることは難しく、どこか無理していると思うのです。前回の記事にも書きましたが、保育園でお昼寝せずに帰ってきた娘が、夕食後も「まだあそびたい!」と元気そうに言います。それでも直後布団に入ると5分も経たずに寝ています。眠い・寝たい、という感覚よりも遊びたいという気持ちの方が勝り、子どもにも親にもそれが見えなくなってしまうのですよね。でもやはり体は正直です。
また時々、「保育園で昼寝するから夜なかなか寝られない」というお声もあります。確かに昼寝がないと即寝する娘を見ても、昼寝は夜寝に影響するなと感じます。ですが、長い保育園での1日、子ども達は楽しい反面、大人が思っているよりも疲れています。なので昼寝で体を休めることは特に低年齢なら重要です。昼寝をし損ねた夕方の時間、トロンと寝転がっていつものように遊べなかったり、機嫌が悪くお友達とトラブルになったりする姿を多く見てきました。そんな子にとってはやはり昼寝は必要ですね。
ただどうしても夜寝への影響を感じるならば、長さを保育園に相談するなどしてもいいかもしれませんね。
子どもが夜寝るまでの1日中を元気に過ごす。そして夜はできるだけ早く寝る。そのことを助けるための、心地よい昼寝を取り入れていけたらいいですね。
次回は、話変わって腹這いやハイハイのお話をしたいと思います。ハイハイって本当に大切なんだ、身体的基盤を作るうえで欠かせない運動なんだと分かると、立てよ歩めよでなく、ハイハイ期がグンと楽しく貴重な時間に思えてきます。どうぞご覧ください!
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