こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
人間の脳は3歳までに80%が完成すると言われます。一方で、成長曲線はなだらかになるものの脳は使えば何歳になっても成長するとも言われます。もちろん大人になっても。なので、使い続けることの必要性を感じます
今回は、脳育につながる身近な眼球運動と手先を使うあそびをご紹介します。
〈眼球運動〉
脳と直結している目を動かすことは、脳に多くの刺激を与えます!
ボールあそびはその代表例ですよね。転がる行方を追う、距離感を図りながら掴むなど、刺激たっぷりです
ねんねの赤ちゃんには、メリーを回したり、ガラガラを上下左右に動かしたりするととてもよく目で追います。
また、こないだふと我が子にやってみたのは、何枚かのイラスト(おもちゃでも何でもOK)を「これは何?これは?」と高低バラバラに見せ当てっこするゲームです。目で追い競い合って楽しんでいました。
他にもあそびと意識しなくても日常に眼球運動の場面はたくさんあるようです。例えば大好きな電車を目で追うこと。電車や車の窓から外の景色を眺めること。空を見上げヘリコプターや飛行機を見つけること。夜空の星を眺めること…それらを知っていると、これまで何気なく対応していた子どもの「あ!」という発見も、よしよし眼球運動をしているぞと楽しめますね♪
〈手先を使ったあそび〉
手先の動きは、成長と共に粗大運動から微細運動へと変わっていきます。初めは片手で掴める玩具を手のひら全部を使って拾っては落とす。これも立派な手先あそびです。
次第に指先が使えるようになってきたら、ペットボトルの蓋を重ねて貼り合わせたもの、刻んだホース、ストローなど、成長に応じつまめるサイズにし、ポットン落としを楽しめます(誤飲には要注意です!)。容器は、100均で買える高さのあるタッパーの蓋に穴をあけると簡単です(切り口をライターであぶると尖りがなくなります)。
他にもブロック、ヒモ通し、新聞紙ちぎりなど手先を使うあそびはいくらでもありますので、お子さんとお気に入りを見つけてくださいね
また、ボタン掛けもとても良い指先運動かと思います。面倒だな~と思いつつ何気なくおすわりの時からボタン付きのパジャマを着せていたら、自然と興味を持って1歳半過ぎた頃から自分でボタン掛けをするようになりました
一方食事の場面でも、とてもよく手先を使っていますよね。離乳食期、形あるものを食べられるようになったらなるべく早いうちから手掴み食べを経験するといいです。手先の運動になるのはもちろんのこと、自分の口までの距離感を覚えることで後々の食べこぼし軽減につながります。人参スティック、パンの耳は崩れにくく噛む練習にもなり、保育園でもよく使われます。慣れてきたら角切りでつまむ練習をすると指先を大いに使えますね。テーブルや床が汚れるのが嫌だと思っても、早くから取り入れることで後々の食べこぼし方が違ってきますし、自分で食べられるようになったらお子さんも嬉しい、お母さんもラクと、きっといいこといっぱいです
余談となりますが、習い事の候補の一つとして、ピアノを考えられる方も多いかと思います。ピアノは、楽譜と鍵盤を上へ下へ横へと順に目で追い、器用に両手違った動きをするという、音感教育に加えまさに脳育の塊だなぁと最近始めた娘を見てひしひしと感じます。いかにして楽しく続けられるようにするか、ズボラな私自身の課題です...
また、学校生活の部活動の中ではバスケットボールが脳への刺激満載と言われます。ボールだけでなく仲間や相手の動きを常に目で追いながら動き回り、即座に判断し俊敏に小回りを利かせていく。確かに、考えるだけで頭も体もフル回転ですね...!
お読みいただき、ありがとうございました!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆イベントのお知らせ
ほいくえのわ
☆保育に関するお困り事・ノウハウは、保育現場での体験の共有サイト<ホイクタス>の方にも多く載せられています。私も運営協力者として登録しております。どうぞご活用くださいませ。