こんにちは。
(株)チャイルドケアサポートの土屋みどりです。
みどりの小部屋では、子育て・保育・教育に関することをゆるやかにつぶやいていきます。
子どもの様子を見守ろう
子どもの話を傾聴しよう
私もそう意識して関わりたいと思う親であり保育士の一人です。
まずは相手をしっかり理解し受け止める。これが一番大切だと思っています
...ですが残念なことに、気付かぬうちにツノの生えた観念怪獣“スベキダー”になってしまっていること、よくあるのです...
ありのままの姿を見守っている、話をただただ聴いている、そうしているだけのつもりなのに、
無意識のうちに、自分の観念(ものの見方、考え方、価値観等)の枠の中で見聞きしてしまっている。
「子どもだったらこうあるべき」
「こういう子どもがイキイキした子だ」
「子どものために親・保育士はこう関わるべきだ」
知らず知らずにそう考えているからこそ、自分の思いと違う言動をする子どもに対しイライラしてしまいます
そんな怪獣を鎮めるには、まずこのイライラは子どもの行動や態度が引き起こしたのではなく、自分の持つ「~すべき」が引き起こしたものなんだと考えてみます
自分の感じることが相手のせいではなく自分の観念の結果だと理解するだけでも、多少は落ち着いてきます。
そして自分の「~すべき」の観念・枠を意識して取っ払ってみる。
そうすることで初めて相手の真意に触れられるようです。
そのうえでやはり言動が気になるならば、
まずは「~すべき」を、「~とはいえ、~こともある!」と置き換えてみます。
そしてこの状況に対し、ならば今自分に何ができるだろうと考え、行動に移すというわけです。
うーん...簡単なようで難しい...
ちょうどつい最近の早朝5時、4歳の娘が大泣き叫びで起きました。
私が先にリビングに行っていたのが嫌だったのか、急に「ママ、こっちきてよー!!!!」と大泣きです。
私は、大泣きすることを伝える手段にしてほしくなく、泣き切って落ち着いてから言葉で伝えてくれるまで待っていました。
自分で切り替える力
相手に気持ちよく伝える力
これらを身につけてほしいという想いからです。
いつもなるべくそのように対応し、以前に比べ切り替え上手になってきたと思っています。
ですが、この日はしばらく大泣き叫びが続いてしまいました。しかも朝5時...
こちらもイライラしました
後になって冷静になると、これは私がスベキダーになっていたなと反省
「気持ちよく言葉で伝えてほしい。それはとても大切。とはいえ、朝5時に目覚めてしまい眠くて不機嫌、起きたらママがいなくて悲しい、すぐに切り替えられないことだってそりゃある」と置き換えてみる。
そして、普段の娘を見ていれば、「本当はよく分かっているけれど、まだまだ自分でも思うようにならないし、甘えたいときだってたくさんある」そう分かる。
そんな時に親である自分にできるのは、自分の観念や正論の押し付けでなく、「そんなこともあるよね」とそっと抱きしめる。ただそれだけ。それで娘の気持ちは違っただろうと思います。
何度も言いますが、簡単なようで難しい...
「この子のため」がいつの間にかスベキダーになってしまわないよう、
そんな際は「いやちょっと待て」と立ち止まり、自分の枠・観念の存在に気づいていつでも取っ払えるよう、心掛けていきます
お読みいただきありがとうございました!
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