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「AI vs 教科書が読めない子どもたち」

更新日:2021.9.14|1(2週間) / 56(累計)

「AI vs 教科書が読めない子どもたち」
AIの研究者として知られる新井紀子先生の著作です。

AI技術が人類を滅ぼすシンギュラリティなんてものは来ない。
AIは高度な計算機であって、記憶や計算は得意でも、本質的な意味の理解などできない。

しかし、人間固有の基礎の力、特に読解力を子どもの時代につけておかないと、必然的に機会に仕事を奪われる、雇用を失うというような内容でした。
いまや中学生の二人に一人が教科書をまともに読み解けていないという、深刻なデータも掲載されています。(リーディングスキルテスト)

似たような話は他にもあります。
今日、AI翻訳機の進歩が加速しており、すでに日本人の平均的な語学力を完全に超えていると言います。

言語習得よりもグローバルな人間力こそが必要なのではないか、としきりに言われるようになりました。

これもまた、人間固有の力を問う課題です。

AIの性能の進化について言及する力を私達は持ち得ませんが、その著しい変化が人間力の根源を問い直す大きな契機となっていることは確かです。
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