先生たちの救命救急講習

2018年3月、ある行事の練習が始まりました。その行事とは・・・別れ、そして新しい門出を祝うための卒園式です。

HOPPA世田谷経堂の第1期生として入園し、みんなのお手本となり、年下のお友だちを引っ張ってきた、お兄さん、お姉さん。3人はとっても人気者で頼りがいのある子どもたち。これまでHOPPAで過ごす生活を体いっぱいに使って楽しみ、様々な体験をし、学びながら大きく成長してくれました。

式を成功させる為に、1か月前からスタッフ同士でミーティングを重ね、歌や順番、子どもたちの並ぶ向きなど、様々なことを決めてきました。

歌を決める為に、候補に出た曲を何度も聴き、話し合いを重ね、その末に決定した曲が「ありがとう　こころをこめて」です。

日々を過ごす中で、励ましあい、時にケンカをすることがあっても仲直りをして、あたたかなこころを持ってお友だちと接してきた子どもたち。共に過ごしたお友だちにありがとうと心から伝えたい、そんな気持ちを歌う歌詞がHOPPA世田谷経堂の子どもたちにぴったりということで、この歌を選びました。

シリウスクラスの3人は卒園に向けて、卒業制作の本を作成し、お礼の言葉のスピーチを自分の言葉で書き上げ、実際にスピーチを読む練習を何度も行ってきました。

練習を重ねるうちに、卒園式の日にちも1日1日と近づき、子どもたちにもだんだんと実感がわいてきます。
「あともうちょっとだね。」「さみしい」とつぶやき、時に涙ぐみながらも練習に参加していました。
「3人は新しいところに出発するから、涙じゃなく笑顔で”またね”しようね」と先生が言うと、在園児のみんなは寂しそうな顔をしつつも、うんうんと頷き、一生懸命に練習に取り組んでくれました。

そして卒園式当日。

緊張しているかと思いきや・・・卒園児の3人は笑顔が溢れワクワクしている様子でした。在園児のみんなも、大好きなお兄さん・お姉さんを見送る為、きちんと座っています。

卒園児と在園児の合同で歌う歌「ありがとう　こころをこめて」
みんなの気持ちのこもった、今までで一番の歌声を響かせてくれました。

卒園証書のお渡しが終わると、シリウスさんのHOPPAでの最後のスピーチとなる「お礼の言葉」が始まります。
自分の気持ちを込め、言葉にし、みんなに伝えました。一つ一つの言葉にシリウスさんの思い、そして頑張りが伝わる素晴らしいスピーチでした。

HOPPA世田谷経堂を巣立った子どもたちは、それぞれの道へと歩み始めます。輝ける未来へ向けて歩き出す子どもたちを、先生たちは応援し続けます!

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