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親育(友だちの気持ちがわからない)
さて、今回のテーマは「友だちの気持ちが分からない」というお話をします。
OECD(経済協力開発機構)が各国の15歳を対象に実施するPISA (生徒の学習到達度調査) の2018年の調査では、日本の「読解力」 の国際的な順位が前回の8位から15位へと大きく下がりました。
また、「22年度全国学力・学習状況調査」では、 記述式設問の正答率の低さが目立つ結果となりました。 日本の子どもたちの読解力や記述力が低下しているのはなぜなのか、これらの力を身につけるために家庭では何ができるのかについて、秋田大学名誉教授の阿部さんに聞きました。
との記事を見つけました。秋田大学名誉教授の阿部さんの話は置いておいて、記事にある対象年齢15歳というのは思春期も加味し、今までの状況の色づけがあるのでしょうが、
小学生の読解力の低下も否めません。
平成14年に筑波大学人間学科の論文でも、昭和56年と比較し、小学4年生の「語彙力」「文法力」の低下が発表されていました。
では幼児期に何が習慣化すれば、語彙力・読解量が身につくのでしょうか。
やはり「読書」です。
ラバントの園児の中には本が大好きな子、活字に触れているお友だちもいらっしゃいます。
無理やりではなく好きだから取り組めるものではありますが、言葉と多く触れ合うことのメリットは高いです。
そして、読解力や語彙力が豊であると、お友だちを思いやる気持ちを言葉に出すことができます。
しかしここで気になることで、昔と違い今は少子化で、お友だち、同年齢の子どもとの接点が少なくなっています。
人とのコミュニケーションが少ないと、思いやりの言葉の使い方の頻度が減少するかもしれません。
だからと言って大勢の集団に所属すればコミュニケーションや、思いやりがつくわけではなく、話をする環境を用意すれば必然的に発言が増えてきます。
ラバント保育園で行っている、制作の発表、休日の思いでの発表があります。
保育で追加したいと考えるのは、読み聞かせ後の感想を発表をするという時間です。
読書感想文を保護者の皆様もされた経験があるかと思いますが、今は、携帯の時代で、文章は指を動かせば勝手に字になり、声に出して発表することがなくなりました。
だから、いざとなった時に緊張する、なんと言えばいいのか…と考えてしまう。
お子様と関わる時にも、子どもの感想、想いを自然と引き出したいですね。
自分の思いをお話してくれる時期だからこそ、次は、誰かの気持ちを考える、物語の主人公の気持ちなど、年長さんであれば上手くキャッチボールできるかもしれませんね。
本日もありがとうございました。
ラバント保育園
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