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親育(叱らない子育て)

更新日:2024.1.23|2(2週間) / 115(累計)

親育(叱らない子育て)
「叱らない子育て」 というと尾木ママさんの本やアドラー博士の 「怒らない子育て」と言う本もありましたが、 当時はそのタイトルが斬新で、多くの方が 「そういうやり方があるのか?!」と子育ての指針にされた方が多か
ったのではないでしょうか。
ですが、 私は 「怒る」 が必要ないだけで 「教える」「叱る」 は必要だと考えます。褒めるだけで子育てができるのなら、それが最もありがたいですが、子育てはそんなに甘くはないです。

「褒める」も「叱る」も片方だけではよろしくなくて、失敗があるから成功が輝いて見えるし、「間違う」 事があるから 「褒められる」 事も嬉しく感じるのです。
どちらか片方だけだとしたらどちらも引き立たなくなってしまいます。 コントラストの原理と近しいのではないでしょうか。

「叱る」のがとても苦手で、叱る事でお互いの関係が冷えてしまったり、 無言の時間が続くことが辛く思えてしまって、 なるべく子どもの機嫌が悪くならないように接するお母様もいらっしゃるかもしれません。
直してほしいことは 「○○しようね」 や 「○○してね」 という感じで、 子どもが傷つかないようにやんわりと言う。

一番大きなポイントとして「子育て」とは「誰の為か?」 という事です。
もちろん 「子育て」 ですから「子どもの為」 ですよね。では「叱る事でお互いの関係が冷えてしまう事を避けたい」「無言の時間が続くことが辛く思う」 「なるべく子どもが機嫌が悪くならないように」 っというのは「誰の為」 でしょう?
これは「自分の為」 の行為ではないでしょうか。
「お互いの関係が冷えてしまう」 「無言の時間が続く」 「子どもが機嫌をそこねる」 それを見たり感じたりする、経験をしたくないから避けてしまうということなんです。

子どもを育てるはずの 「子育て」が自分の為の「子育て」になっているとしたら上手く行かないのは当然で、 様々な不具合が出てきてしまうのですね。
子どもは生まれた時には0(ゼロ)の状態です。 その0の状態から、 いろいろな事を積み上げていくわけですが、 良いことをプラス。悪いことをマイナスと考えた時、正しくプラス方面に成長させたいと思っても、必ずマイナス面を知っていなければなりません。
何故なら世の中にはマイナスな事もたくさんあって、プラスもマイナスも経験しながらでないと「プラスを選択する」 という事もできないからです。
ですがマイナスを経験した時には、やはり「それは間違っている」 と教えてもらわなければなりません。

「叱る」ではなく、 「私は今、面白くありません」という態度を示すことはどうでしょうか。
「空気を読む」という言葉も昔はありました。今は「空気を読まなくてもいいじゃないか。自分らしく。嫌なことはしなくてもいい。自由を!」本当にそうでしょうか。それこそ自分の子育てになっていないでしょうか。
親や教育者は子どもが将来困らないように、「教える」を今は伝えていくことが必要ではないかと思います。
子どもの年齢が上がってくると、「教える」が難しくなりますから、幼児期の今「教える」「叱る」や「間違い」と「褒める」を定着していきたいものです。

本日もありがとうございました。
ラバント保育園
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