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ほいくえVoice

【vol. 31後編】頑張りは誰かが見ている

更新日:2022.4.25|5(2週間) / 237(累計)

まお先生
20代 保育士歴3年目
私立認可保育園勤務
 
まお先生のインタビュー前編はこちら
 
―いまは0歳児の担任だとお伺いしました。まお先生が0歳児の保育で、心がけていることはどんなことでしょう?
 
信頼関係を築きたい、愛情を注ぎたい想いが強いです。なのでたくさん話しかける、たくさん抱っこする、は意識しています。
 
―編者にも0歳児クラスに通うわが子がいますが、たくさん抱っこしてくれたらとっても嬉しい(保護者としても嬉しい)と思います。ちなみに重いなぁと思うことはないですか(うちは12キロ超えてきて気合いが必要です)?
 
体力がある、タフなどと言われることが多く、そこまで気にならないです(若さが羨ましい…!)。座りながらの抱っことか、ハグもしていますね。
 
―保育士を辞めたいとか辛いと思ったことはないのでしょうか?
 
一度もないです!!コロナ禍でイレギュラーな対応に追われる、予定変更が度重なるなどして心折れそうになることはありましたけど、それくらいですかね。
 
―まお先生が周囲の人にタフって言われるのがわかる気がします。カラリとしていますよね。
 
学生時代に経験したアルバイトがすごく厳しくて、とにかくめちゃくちゃ怒られたんですよ。働くってこういうことかと思って保育園に入職したら「あれ、全然怒られないの?」とギャップに驚きました。厳しい職場を経験した耐性はあるかもしれませんね。
 
―ちなみに、どんなアルバイトだったのでしょう?
 
居酒屋さんで働いていました。例えばビール5杯の注文を受けたら、順番に機械で注いでいきます。5杯出揃ったときの泡加減が全て同じじゃないと、それだけで店主にすごく怒られるという。時間が経つと泡ってしぼんでしまいますよね。それも計算した上で、5杯仕上げるのが仕事だろうと。
 
―結構難題で、厳しそうですね!ミスコンに出場した経験が今に繋がっているなぁと感じることはありますか?
 
自信はついたと思います。とにかく自信をつけろ!なくてもつけろ!つけたくなくてもつけろ!とトレーニングでは指導を受けました。自信が持てると失敗が怖くなくなる、失敗が怖くなくなるといろいろなことにチャレンジできるので、とてもよい経験でした。
 
―例えばまお先生の身近に、自信を持てない保育者がいたとしたらまずなんと声をかけますか?
 
「頑張っていれば誰かが見てるよ」は伝えたいですね。失敗してもいいじゃないですか、それも含めて誰かが見てくれていて、助けてくれることもたくさんあります。それと場数を踏むことは大事だと思っています。保育者の場合、たくさん失敗できるのは1年目2年目くらいまでという雰囲気もありますよね。だからこそ、若手のうちにいろいろなことをやってみたいと思っています。
 
―すごく響くアドバイスをありがとうございます!最後に、まお先生の今後の目標はありますか?
 
前編でもお話したのですが、保育の中にダンスの要素を取り入れてみたいです。来年度は初めて以上児クラスを担任できることになりました。大好きな保育と、得意なダンスを生かして子どもたちが楽しんでくれる、喜んでくれる何かを企画できないかなと考えています!「保育×ダンス」といえばまお先生だよね!と言われるような保育者になれるように、ますます頑張りたいと思います。
 
「好きなことはやろうと思えばなんでもできると思っていて、その想いを届けたい」というのが、今回インタビューにご協力いただけた理由だと伺いました。「やりたくないことはどうしているのですか?」と突っ込んだ質問をしたところ「なるべくやらないです、時間がないので」とキッパリ。潔い姿に、時間を大事にする真剣な姿勢を見た気がしました。まお先生、この度は貴重なお話をありがとうございました!
 
【まお先生×保育のひとコマ】
こちらはダンスをしている写真です。地域のイベントや発表会に向けて週に三日練習しています!そんな特技を早く子どもたちに教えられる日が来ることを楽しみにしています。(まお先生)
 
 
まお先生のTwitterInstagramはこちら。
(2022.3 聞き手・編集:鏡味)
 
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