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ほいくえVoice

【vol. 42前編】ちょうど良い働き方

更新日:2022.10.31|6(2週間) / 178(累計)

ゆーママさん
40代 保育士歴4年目
私立小規模保育園 派遣保育士として勤務
 
―ゆーママさんの「いまの私には派遣保育士としての働き方がちょうど良い」という内容のポストを見て、一度お話聴いてみたかったので嬉しいです。まずお伺いしたいのですが、異業種からなぜ保育士になったのでしょう?
 
障がい者のための就労支援施設で働いていたことがあります。そこに通っている方のさまざまな成長、発達を見て興味を持ったことが最初のきっかけです。そのときは現場ではない部署で勤務していたのですが、いつか発達に寄り添う仕事がしたいな〜とおぼろげに、なんとなく思っていたんですね。調べていく中で保育士こそ発達に寄り添う、深く関わる仕事ではないかと気付いたのです。
 
―それで国家試験で保育士資格を取得したのですね。
 
第二子の育休中に勉強して、保育士になりました。そして早速保育園に入職して、保育士として働き始めました。
 
―保育現場で実際に働いてみて、感じたことはありますか?
 
いやーー保育士ってすごいなと思いました。
膝の上に子どもを乗せて安全確保しながら、少し遠いところでの別の子どもたちのやり取りもちゃんと見ていますよね。それでその遠くの子どもたちがけんかを始めると「どちらのこともちゃんと見ていたよ」の雰囲気で、どちらの言い分も聴いて言葉をかけながら、その子どもたちの間に入っていきますよね。こんな高度なこと、私にはできないと当時はものすごく驚きました(笑)
あと同じことを言っているのに、子どもへの響き方が全然違うこともありますよね。靴下を履こうとしている子どもがいるときに「やってみたら、できるよー」と言葉がけしているベテラン保育士がいました。その言葉のかけ方とか間の取り方っていうんですかね、絶妙なんです。子どもも頑張って履こうとする、そしてできる!!私も同じことを言っているのに、一体何が違うんだろう?なんでなんだろう?と不思議な凄さがありますよね。 
 
―あぁーなんか、どちらも分かる気がします。経験や実践がそうさせるのですかね〜魔法を見ているようなこと、ありますよね。
現在は派遣保育士として勤務されているのですよね。
 
育児中のフルタイム勤務は難しいな、と思って選んでいる働き方です。実家が近くにある、すぐに飛んできてくれるじいじやばあばがいるなどのサポート体制がないと、フルタイムで保育士として働くって正直難しいなと感じています。
 
―キャリア構築を大事にされているゆーママさんなので、フルタイムをやめるときは悩まなかったですか?
 
育児しながらフルタイムで働いていたとき、実は二度ほど自動車事故を起こしているんです…。焦りやイライラで余裕がなくて、もういっぱいいっぱいだったのだと思います。自分自身もそうですが、子どもも不安定に傾いている兆しもあって、いまはパートで働こうと決心ができました。
 
―働き方を変えて、学びにも重きを置かれている印象です。
 
そうですね。時間にも気持ちにも余裕が持てる分、新しいことを学んだりチャレンジしたり、そういったことを意識しています。社会福祉士の資格取得に向けても勉強中です。いまの経験や暮らしを将来に向けて、ステップアップできるものにしたいんです。
 
―どうして派遣保育士なの?というところも気になっています。
 
特に派遣にこだわっていたわけではないのです。転職先を探す時に転職サイトにも登録して、パート保育士の求人も探していました。その中の一つとして、派遣会社にも何社か登録してみたんですね。時給良さそう、勧誘はしつこいのかな、なんて思いながら(笑)そのなかの一つの会社で担当いただいたコーディネーターさんがすごくいい人だったことが、一番の決め手です。自分の希望を理解しようと努力してくれる姿勢が見えたので、想いをちゃんと伝えられたら上手くサポートしてくれるのかもしれないと思ったところが大きいです。
 
ゆーママさん、貴重なお話をありがとうございました!転職サイトは今でも視野を広げるために定期的に見ているそうです。インタビュー後編では派遣保育士として心がけていることや、さまざまな保育園を見て感じるいい保育園の探し方をお伺いします。
 
【ゆーママさん×保育のひとコマ】
保育士国家試験の練習素材です。第二子育休から復帰しての国家試験は、当日も乳腺炎やら体調との闘いでした。子育てに仕事に我ながらよく頑張りました。実技は造形と言語を選択し、画心なくても合格出来ました!(^^)!(ゆーママさん)
 
ゆーママさんのTwitternoteはこちら。
 
(2022.9 聞き手・編集:鏡味)
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