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ほいくえVoice

(特別号)【園長Voice vol. 9前編】流れに身を任せてみる

更新日:2023.6.26|5(2週間) / 175(累計)

りゅうさん
30代 保育士歴18年目
小規模認可保育園 園長
 
―りゅうさんはこの春から小規模保育園の園長に就任されたのですよね。まずは保育士になったきっかけから、お伺いしたいです。
 
両親が手話サークルで活動していて、物心ついた頃から自分も参加をしていました。そのサークルでは同年代の子どもたちと一緒だったのですが、みんなでわいわい過ごすのが楽しかったのです。そんな様子を見ていた両親が「子どもと関わるの、向いているんじゃない?」と。将来子どもと関わる仕事をするのもいいなぁと考えていました。
 
―高校卒業後、養成校に進学するときは迷わなかったですか?
 
高校では農業を学んでいたので、全く異なる進路を選んだのですが迷いはなかったですね〜。短大に進んだら女子130名・男子30名程で少数派になるということも認識していました。高校で仲が良かった同性の友人が保育士を志していたこともあり、それも大きな頼りになったかもしれません。
 
―卒業後はどのような施設に入職したのでしょうか?
 
新卒で入職したのは児童養護施設で、7年ほど勤務しました。
 
―どんな経緯だったのでしょう?
 
本当は保育園に入職したかったのですが、なかなか就職先が決まらなくて…。内定が出て決まったと思っていたら「来年度園児が集まらなさそうなので、なかったことにしてください。ごめんなさい。」と断られてしまったのです。
 
―えぇーーそんなことがあるのですか。
 
地方だったので子どもが集まらずやむを得ず、という事情があったのかもしれません。卒業間近になっても就職活動やり直しで焦っていたところ、短大の就職課から「採用している施設があるからとりあえず学校に来て」と呼び出されたんですね。そこからはまぁ成り行きで(笑)
 
―成り行きで就職先が決まるというのも驚きですが。
 
就職課の職員に言われるがまま学校から施設に電話したら「ちょうど園長がいるから、今から来れる?」と。スーツでなく普段着で履歴書だけ持って、心の準備もあまりないまま面接に行き、内定をもらった感じでしたね。
 
―あれよあれよという間に決まったのですね。
 
あ、考えてみたら今回園長になった経緯もそんな感じでした(笑)社長と初めて会ったのは会社でも保育園でもなくお好み焼き屋さんで、飲み食いしながらいろいろな話をして。保育の話、これまでの経歴やライフスタイル、いま考えていることも話しましたね。お互いに打ち解けてざっくばらんに話した後に「よかったら翌日本社に電話してよ」と言われまして、その流れで。
 
―りゅうさんは流れに身を任せるタイプなのかなぁという印象です。園長としてチャレンジしてみたい!という想いは以前からあったのでしょうか?
 
ずっと前から園長職に興味があったとか、なりたいと思っていたわけではないですね。ただライフスタイルの変化だったり、前の職場にいつまでいるのだろう…と考え始めていたタイミングだったりで。その時の状況や気持ちと、舞い込んできたオファーのタイミングがカチッと合ったという感じだったと思います。
 
りゅうさん、リアルなお話をありがとうございました!後編では園長としての抱負、今後取り組んでいきたいことなどを伺っていきます。
 
【りゅうさん×保育のひとコマ】
保育コミュニティbar lazoの運営メンバーと共に。参加して保育者間で交流できることが、月に一度の楽しみです。(りゅうさん)
 
りゅうさんのTwitterはこちら
 
(2023.4 聞き手・編集:鏡味)
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