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(特別号)【園長Voice vol. 10後編】時代に合わせて学び続けること

更新日:2023.8.7|5(2週間) / 112(累計)

Ryuさん
30代 保育士歴11年目
企業主導型保育 園長
 
Ryuさんのインタビュー前編はこちら
 
―最初の保育現場が大変そうだな〜と前編でお伺いして感じたのですが、5年間勤められたのですね。
 
他の保育園のこともわからず、また任せられる業務が増えてくると責任感もあり、なかなか辞められなかったのだと思います。施設長になるか?という打診があったのですが、他の保育園も見てみたい気持ちがあり、転職をしました。
 
―他の保育園も見てみたい、と考えたところも詳しくお伺いしたいです。
 
いつか自分の保育園を持ってみたいと考えていたときに、一つの現場しか知らないことに不安を覚えたのです。前編でも少しお話しましたが、0-2歳児の保育経験がなかったですし、最初の職場も保育内容がずさんなところがあり、まだまだ学ぶ必要性を感じたのですね。
 
―そこで0-5歳児の規模の大きな保育園に転職されたのですね。入ってみていかがでしたか?
 
とにかく知らないこと、わからないことだらけでした。指導案も書いたことなく、また0-2歳児も初めてで寝かしつけもしたことない、散歩の仕方やバギーの使い方も最初はとにかく見様見真似でした。じあすい(次亜塩素酸水)って言葉も知らなかったです。6年めなのに、新卒保育士みたいな感じだったと思います(笑)その後同じ会社内で複数の保育現場を経験して、今の職場に転職しました。
 
―同じ会社内でも保育園のやり方、雰囲気って違いますよね。
 
保育園のカラーは、園長や主任といった役職者によるものが大きいですよね。
 
―ということは、自分に合う職場を見つけたいと思ったら、園長などとじっくり話すことも重要そうですね。
 
そうですね、良くも悪くも園長次第で変わる部分は大きいと思います。それと保育室は絶対に入って見たほうがいいです。言い表せない感覚的なものですが、そういった感覚は行ってみないとわからないですし、あながち外れるものでもないので。
 
―現在はインターナショナル保育園の施設長を務められているとお伺いしました。再びインターナショナル保育園を選ばれたのは、何か理由があるのでしょうか?
 
自分がどんな保育をしたいか?と考えたときに、原体験として最初の職場経験の存在が大きかったのだと思います。
 
―施設長という立場で是非お伺いしたいのですが、今後選ばれる保育園、保育士として存在するために必要なことはどう考えていますか?
 
保育園としても保育士としても、時代の価値観についていく必要があると感じています。インターナショナルを選んでくださるご家庭はもちろんありますが、強い勉強色というか、例えば「フラッシュカードで詰め込む」みたいなことは、「子ども中心」により重きが置かれる現代の保育現場において、まずは保育士から、続いて保護者から、徐々に選ばれなくなるのではないか?とも考えています。今までと全く同じ保育ではなく、時代に合わせアップデートを重ねていく必要があります。
 
―アップデートには学び続ける姿勢が必要そうです。
 
価値観が固まっている保育士、勉強することをしない保育士は厳しい時代かもしれませんね。保育士になって終わりじゃなくて、そこから学ぼうとか、何か得ようとか、そういった意欲がある人と一緒に働きたいです。
 
―最後にRyuさんの今後の展望をお聞かせください。
 
今後経営の仕事もしてみないか?という打診が社内であり、そちらの方にも興味を持っています。「よりよい保育」を現場職員一丸となって追求しつつ、将来的には経営面での学びもしていきたいです。
 
Ryuさん、後編もありがとうございました!Ryuさん自身も学びの姿勢を持ち続けているところが、すごく素敵ですし保育現場にも会社にも良い影響を及ぼしているのではないかと感じました。
 
【Ryuさん×保育のひとコマ】
ずっとやりたかった絵本の貸し出しコーナーを設置する事ができました。毎日多くの絵本が借りられ、保護者からの評判もとても良いです!(Ryuさん)
 
RyuさんのTwitterInstagramブログはこちらです。
 
(2023.6 聞き手・編集:鏡味)
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