- TOP
- 東京都
- 世田谷区
- 0歳〜6歳の教育園《ラバント世田谷園・ラバント八雲自由が丘園》
- タイムライン
- 【感と勘、初期の芽生え】
いろいろ
【感と勘、初期の芽生え】
その上で初めて三つ目の「観」としてビジョンや大局観が体得されるというプロセスが踏まれるのです。
これら三つのカンを考えてみると、とりわけ最初の「感」と「勘」はいずれも幼児期に置いて初期の芽生えを促すことが重要であると言えます。
入園間もない子ども達にとって、毎日の園生活が「感」そのもの、家庭とは異なる様々な私益を受け、それによって「感」のスイッチを全開にします。
年長ともなれば、園生活で積み上げてきた「感」の蓄積が、一定のコードとなって身体の型として定着していきます。
これが「勘」の原型です。
具体的には、指示や説明がなくても作業や運動に集中できる、先生が前に立つだけで姿勢が正される、みんなで一斉に動くことができる。
内面化された身体感覚と言えばよいでしょうか。
状況に対し、無意識のうちに身体の構えが整うのです。
「感」も「勘」も勉強したから身につくものではありません。
確率論によって定着するものでもありません。
そこには、まず子どもが「感」を楽しく受け入れる環境、生活のリズムや繰り返しがあって、さらに多くの仲間との交流や協働の喜びがなくてはならないと思います。
「勘がよい」「直感に優れている」と言われる人ほど、そんな豊かな幼児期を過ごしてきたのではないでしょうか。
そこにはテレビやスマホなど数値化された「感」によって支配されつつある現代の子どもの環境への、根本的な問い返しがあるのかもしれませんね。
幼稚園教育とは、人間性の基礎基本を育む教育です。
では、人間性の基礎基本とは何か。
AI時代において、私たちが見失いつつあるその原型を思い起こし、新たに蘇生していくことが園の役割なのかもしれません。
「保育士不足」と差す言葉が「保育士」指導者を「傲慢化」している事実さえあります。
子どもがいて先生がある。
その他のタイムライン
-
イベント
音楽発表会
【ラバント保育園 第三回音楽発表会】 時:2021年3月20日 場所:中...
-
いろいろ
教育の成立条件は、信、敬、慕の三つ
「信」は「信頼」、子供と親に信頼されなければ教育はできない。 「敬」は「尊敬」、...
-
いろいろ
言葉遣いは、心遣い
誰に対して、どんな言葉を、どのように使うかという言葉の使い方が「言葉遣い」であ...
-
いろいろ
指導とは、ちょっとの無理をさせ続けること
「ちょっとの無理」とは、現状の、その少し上、少し先を目指した努力である。少しと...
-
いろいろ
幸せの正体は、人から大事にされること、人を大事にできること
貧しくても、病気になっても、多くの人から大事にされる人は幸せだ。人から大事にさ...
-
いろいろ
観を磨ぐ
「観」とは、見方、考え方の謂である。人生をどう捉えるかが人生観、教育をどう捉える...
-
いろいろ
善意の強制、価値ある強制
個性尊重、児童中心主義、自主性を伸ばす教育、などの美名のもとに、「強制は悪だ」...
-
いろいろ
愛があるから、叱るのだ
「叱るより誉めよ」「叱り方が悪い」「相手を傷つけないように叱れ」などとよく言わ...
-
空き情報
園児募集
【入園をご希望の皆様へ】 入園をご希望の方は、お母様の来園にご都合の良い日時を...
-
いろいろ
教育は不易の部分こそが大切
学習指導要領の改訂部分はごく一部だ。それなのに、その変わった部分ばかりが大きく...