- TOP
- 東京都
- 世田谷区
- 0歳〜6歳の教育園《ラバント世田谷園・ラバント八雲自由が丘園》
- タイムライン
- 《言葉と言う愛情を注ぐ》
いろいろ
《言葉と言う愛情を注ぐ》
専門家は「基礎となる語彙の数が不足している」と警鐘を鳴らしていますが、日本語のボキャブラリーが少なく、教科書の文章も理解できない子どもが多数いるレベルは確かに危機的でしょう。
その根底的な要因は、幼児期から発生しているといいます。
ある統計では、小1レベルでの語彙数格差は、小6段階で4.6倍ものギャップになるといわれています。
語彙の豊かな子どもは相対的に読書量が多く、テレビの視聴時間も少ないです。
幼少期の語彙力は、子どもの学力だけでなく、知力や生活力にも大きく影響してくるのです。
では、幼少期への語彙力のために何をすればよいのでしょうか。
受験生が英単語を一語ずる暗記するようなやり方ではなく、音読・素読によって名文ごとに声に出して、身体に馴染ませること以外近道はありません。
日本の教育学者・斎藤孝氏は、著書「語彙力こそが教養である」の中でこう述べています。
「意味より先に音と言葉に身体を慣らすという、文字どおり「習うより慣れろ」の素読こそ、実は語彙習得のいちばんの近道…本来語彙を身につけるには、そのことばが含まれる文章ごと文脈の中で覚える方がずっとラクなのです」
小林一茶や谷川俊太郎、夏目漱石のテキストが幼児に理解できるかは分かりません。
しかし、意味は分からずとも文章をまるごと覚えてしまった方が、ニュアンスも含め記憶に残りやすいのです。
子どもは耳で、ことばのリズムやテンポ、高低や強弱など、を習得しています。
語彙は暗記とは違うのです。
ラバントの全体授業の中で次々に繰り出されることばの数々も、そういう語彙の源泉です。
俳句やことわざ、詩歌、歌詞などの文脈を声にアウトプットすることで、語彙が子どもの身体に行き交わうのです。
その他のタイムライン
-
いろいろ
親育(吃音とチック)
以前こんな相談をいただいたことがあります。 「吃音・チック」についてです。 ...
-
いろいろ
親育(親子関係)
~親子にとって血のつながり~ 特別養子縁組を組まれたSさんのお話 子ども...
-
いろいろ
親育(幼児は天才)
ラバント保育園で使用させていただいている教科書「日本の美しい 言葉と作法」は登龍...
-
いろいろ
親育(ルールの守り方)
各ご家庭でのルールはありますか? 口が達者になってきたり、我が強くなってく...
-
いろいろ
親育(子どもが欲しいもの)
11月が終わり、12月と言えば「クリスマス」ですね。 保育園では次の参観日に向...
-
いろいろ
親育(声を出す効果)
世田谷園・八雲園共に目に見えて感じることがあります。 それは声がパワフルに...
-
いろいろ
親育(芸術の醍醐味)
連絡帳からも「楽しみです」とお声を頂戴しております。八雲園のお友だちは開門前から...
-
いろいろ
親育(こどもに子どもに伝えたい祝日)
母の日や父の日 (ファミリーデー) 敬老の日など身近な人に感謝を伝える日はいくつ...
-
いろいろ
親育(子どもとクッキング)
皆様はご家庭でお子様とお料理をされますか? 子どもの世界ではまず、おままご...
-
いろいろ
親育(お疲れレベル)
11月4週目が始まりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。月曜日にこのテー...