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親育(子どものしぐさ)
今日は子どものすぐさで気になるといわれている「ゆびしゃぶり」について書きたいと思います。
指しゃぶりには、心配なものと、そうでないものがあります。
実は、子どもはお母さんのお腹の中にいる頃から指しゃぶりをしていますが、なぜ指しゃぶりをするのかはわかっていません。
赤ちゃんは、手や足など自分の体をバタバタと動かす 「繰り返しの行動」を常にしており、これによって目と手を協応させたり、体の機能を確認したりしています。
この繰り返しの中で、さまざまないる乳幼児期(0~3歳)ことを学習しているのです。
1歳代までの指しゃぶりは、この「繰り返しの行動」の一つですので、心配ではないしぐさと言えるでしょう。
ただ、3、4歳を過ぎての指しゃぶりは、ちょっぴり「心配なしぐさ」です。この時期の子どもは、いろんな遊びをするようになります。遊びは発達においてとても大切で、体の能力はもちろんのこと、いろいろなことをイメージする想像力を発揮するほか、ものをつくり出す創造力など、さまざまな力が養われていくのです。
幼児期は放っておけば勝手に遊ぶということはなく、遊ぶ環境を親が与えてあげる必要があります。危険がないように環境を整え、子どもの発達に合ったおもちゃなどを用意し、親も一緒に遊ぶなど
ワクワクする雰囲気をつくってあげると、子どもは刺激を受けて遊びに興味を持ち、一人で遊んだり、友だちと走り回ったりと、かなり活動的に遊ぶようになります。
こうした時期である3、4歳を過ぎても指しゃぶりをしているということは、手持ち無沙汰で退屈していると考えられます。
他に楽しいと思う遊びがあれば、指をしゃぶる暇はないはず。 「しゃぶらないの!」と注意をするよりも、夢中になって遊べるような環境を整えて一緒に遊んであげましょう。
寝る前に指をしゃぶるクセがある子に対しては、 「指しゃぶりしないで」と注意するよりも、手を握るなどして気を逸らしてあげるといいですね。
子どもは安心感を覚えて、徐々に指しゃぶりをしなくなっていくはずです。
本日もありがとうございました。
ラバント保育園
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