- TOP
- 東京都
- 世田谷区
- 0歳〜6歳の教育園《ラバント世田谷園・ラバント八雲自由が丘園》
- タイムライン
- 親育(ジェンダーレスの考え方・伝え方)
いろいろ
親育(ジェンダーレスの考え方・伝え方)
友人として変わらず接しているわけです。公表する方が勇気のいることでしょう。
大人の解釈の中で、頭に浮かびやすいジェンダー(ジェンダーレス)と子どもの世界、保育園で用いられるジェンダー(ジェンダーレス)は少しニュアンスが違うかもしれません。
よく言われるのが、
男の子は青・女の子はピンク
髪の毛の長さや、服装、スカートとズボン。
子ども自身は「好きだから」なわけで、ジェンダーなどとは思っていないのが現状ではないでしょうか。
しかし、もし周りから自分の事を否定されることがあったとしたら、違和感を覚えるかもしれません。
違和感を覚えた方に寄り添うのはもちろんですが、
違和感を与える発言があるのであれば、大人が教えていかなければならないと思います。
例を上げます。
家庭での一コマ
A「お母さんご飯作って」
母「今日はお父さんに作ってもらうよ」
A「お料理はお母さんが作るものでしょ」
~Aは料理はお母さんがするものと思っていることに対して母は話をします。
母「お母さんとお父さんは一緒にお家の事をするのよ。みんなでお家を守っていかないとね」
〇社会的平等というのはこのように家庭環境から植え付けられるものです。
友だち家族と遊んでいる時
B「私は仮面ライダーが好きなの」
C「変なの。仮面ライダーは男の子の玩具だよ」
~Cのお母さんがBに声をかけます。
C母「仮面ライダーが好きなんだね」
「どこが好きか教えてくれる??」
B 「正義の味方なんだよ。助けてくれるから」
C母「なるほどね。教えてくれてありがとう。」
C母「Bちゃんは正義の味方の仮面ライダーが好きなんだって。男の子でも、女の子でも好きな気持ちがあるなら変ではないね。」
〇受け入れてもらえたという自己受容が育まれます。自分の好きな物、自分らしさを表現することができ肯定的になります。
〇Bにとると腑に落ちないこともあるかもしれませんが、他者の「好きな気持ち」を大切にすることを伝えてあげましょう。
言葉というのは、日々の中に溢れているためその時の一瞬の対応がカギになることもあります。
保育園でも起こる内容です。
小さな出来事を見落とさず、子ども達には気づきを与えるように日々精進してまいります。
今週もあっという間でしたね。
両園、文化祭にむけて作品作りに励んでいます。楽しみになさってください。
本日もありがとうございました。
ラバント保育園
その他のタイムライン
-
いろいろ
観を磨ぐ
「観」とは、見方、考え方の謂である。人生をどう捉えるかが人生観、教育をどう捉え...
-
いろいろ
善意の強制、価値ある強制
個性尊重、児童中心主義、自主性を伸ばす教育、などの美名のもとに、「強制は悪だ」...
-
いろいろ
愛があるから、叱るのだ
「叱るより誉めよ」「叱り方が悪い」「相手を傷つけないように叱れ」などとよく言わ...
-
いろいろ
教育は不易の部分こそが大切
学習指導要領の改訂部分はごく一部だ。それなのに、その変わった部分ばかりが大きく...
-
いろいろ
他者改善は、まず自己改善から
「研究」は、昔も今も学校で盛んに行われている。学校現場で言う「研究」とは、「子...
-
いろいろ
学力の根本は、聞く力
学力の高い子供、伸びる子供は、例外なく「よく聞く」ことのできる子である。教師の...
-
いろいろ
頼まれたら、断らない
多くの人の中から、この人ならやれるだろう、この人ならやってくれるだろうと見込ま...
-
いろいろ
智恩、感恩、謝恩、報恩
「智恩」とは恩を知ること、「感恩」とは恩を感ずることである。それは人として当然...
-
いろいろ
安心、安定、秩序、格差
安心して日々を過ごせることほど幸せなことはない。その安心は安定から生まれる。収...
-
いろいろ
聞き耳アンテナを磨く
子供の言葉の乱れを正し、言葉遣いを教えるには、その時その場で指導することが効果的...