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親育(子ども目線を知る)
今回は幼児クラス3~5歳をメインとしています。
【例:お友だちの真似をしてしまう行動の場合】
真似は憧れや好意の表れ。あたたかく見守ります。3歳以上になると友だちとの距離が近くなり、 自分と友だちとの関係のなかで自分の気持ちを意識し、友だちのなかにあこがれや願いを見つけるようになります。
真似はそのあこがれや願いを形にしている行為です。 その過程で思い通りにできない自分と葛藤して、成長していきます。
ここに注意することは、 行動を先取りした言葉がけをすると、自分で考えることができなくなります。
「行動を先取りした言葉がけ」が続くと 「これをすればどうなるか」 を自分で考えられないという不安が生まれます。 たとえ失敗したとしても、それもまた大事な経験。 言いたくなるのをグッとこらえて見守ります。
では、その他として年齢別の心の発達をまとめます。
3歳
・「今」を基準に時間の流れがわかってくる
・自分のことを 「ぼく」 「わたし」 と呼ぶようになる
・好んで手伝いをする、うれしい、楽しいことに共感できる
4歳
・探求心が育ち、何にでも興味を持って「なぜ?」と質問してくる
・友だちと自分を比較して競争心が芽生える
・悔しいこと、悲しいことにも共感できる
・ルールを理解し、守れるようになる
5歳
・「いい」「悪い」の二元的な考えから「○○することだってあるという中間の考えができるようになる
・年下の子や困っている子の気持ちに寄り添い、思いやりを持った行動ができる
・わざと人が困ったり心配するようなことをしたり言ったりして注意をひこうとする 「こっち見て行動」 が表われることもある
・友だちと共同でひとつのことを達成しようとがんばれる
失敗しても乗り越える力がつき、達成感や自信を得るようになります。子どもは失敗を体験することで乗り越える力が育まれ、次に失敗せずにできたとき、達成感や自信を得ることができます。 保育者に求められるのは「失敗しないよう注意すること」ではなく、「失敗したときのフォロー」そのためには、日ごろから子どもたちの様子をよく見ていることが大切ということになります。
以上の内容を保護者様に知っていただくことも大切かと思い書かせていただきました。子どもの目線から感じ、子どもの心理を知ることが子育てにおいても重要ではないかなと感じております。
本日もありがとうございました。
ラバント保育園
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