- TOP
- 東京都
- 世田谷区
- 0歳〜6歳の教育園《ラバント世田谷園・ラバント八雲自由が丘園》
- タイムライン
- 親育(体験が経験になる)
いろいろ
親育(体験が経験になる)
言葉の使い方、伝え方、捉え方で、考えや思いが交わらないことは非常に辛いし悲しいものです。
ラバントの保護者様に行事のあり方について伝えます。
園行事は普段の園生活では経験できない「ハレの場としての行事」です。ハレとは「晴れ」のことで、ふだんとは違う「特別な場」「非日常な場」というような意味です。
園行事は、通常の保育の環境とは異なる場所や体験をともなうものですが、見方を変えれば、それは子どもにとって貴重な社会体験であり、異文化体験でもあります。 子どもは冒険心が旺盛ですから、新しい環境には興味津々、
大好きな先生や家族が見守ってくれていれば、どんな場所も安心して飛び込んでいくことでしょう。
ここで大切なのは、行事体験をその場限りで通過してしまう 「体験」ではなく、積み重ねにより子どもたちの「経験」にしていくことです。
また、行事はいうまでもありませんが、ひとりでは成立しません。 クラスの多くの仲間といっしょに取り組む喜びを感じることこそが、様々な行事を「体験」する醍醐味です。
音楽発表会では、器楽合奏をされる園も多いです。鍵盤、太鼓、キーボード、シンバルなどそれぞれに任されたパートや役割があります。そのうちひとつでも不在になったり、音が壊れてしまったら、合奏自体が成り立ちません。ひとりがみんなを支えている。みんなが心を合わせる。思いを重ねる。それが、集団で協同する喜びなのです。
共通の目的に向かって、共にはげみ、集団による「協同性」をはぐくみながら、それを子ども一人ひとりの「経験」にしていくことが、乳幼児期における大事なことのひとつではないでしょうか。
本日もありがとうございました。
ラバント保育園
その他のタイムライン
-
いろいろ
なぜか、本当か、正しいか
小学校の学級担任を務めていた頃、「なぜか、本当か、正しいか、こういう疑問をいつ...
-
いろいろ
できることより、変わること
とかく教師はできた子供やできた結果を誉めがちだ。それは悪いことではないが、それ...
-
いろいろ
子供には、支援よりもむしろ鍛えを
「支援」とは「支え助ける」ことである。 子供は常に「支え助ける」べき存在な...
-
いろいろ
素材研究、教材研究、指導法研究
教材研究には三つの段階がある。 「素材研究」とは、一人の読者として力いっぱ...
-
いろいろ
幸せは、感謝の中にしかない
自分だけの幸福を得ようとすればするほど、以外にもその人は幸せになれず、逆に他者...
-
いろいろ
教員は、教育の専門職員である
教育の現場には、「家庭教育」「学校教育」「社会教育」の三つがある。今の子供、今...
-
いろいろ
言語人格を高める
「言語人格」とは「言語を人格の一部と見做す」「言語に人格性を持たせて尊重する」と...
-
いろいろ
憧れの人を持て
「憧れ」という文字は、立心偏に「童」と書く。「心」に「子供」である。子供のような...
-
いろいろ
授業の本質は、学力形成にある
授業の目的は何か。 それは、子供の学力を形成することである。 学力を形成...
-
いろいろ
まず、根本、本質、原点を問う
昨今の教育時事問題について、様々な立場の人が意見を述べる。 うっかりすると...