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嘔吐処理について

更新日:2018.12.18|1(2週間) / 120(累計)

嘔吐処理について
集団生活の保育園で感染症について、心配される方が多いのではないでしょうか?

感染性胃腸炎は、一年中起こりますが、ウイルスによるものと細菌によるものがあり、冬はウイルスによるものが多く、原因ウイルスは、ロタウイルスやノロウイルス、アデノウイルスなどがあります。


日本では毎年、冬の前半にノロウイルス、冬の後半から春にかけてロタウイルスによる胃腸炎が流行します。

ウイルス性胃腸炎は嘔吐、下痢、発熱が主な症状で、特にロタウイルス胃腸炎は生後六か月から二歳ころの乳幼児に多くみられます。

激しい嘔吐と一日に何度も白っぽい米のとぎ汁のような下痢が続き、ほかの胃腸炎に比べ、回復に時間がかかります。

発熱や嘔吐は1~2日で治まり、下痢が治まるまでに1週間から10日程度かかることが多いです。
ですので、こまめな水分補給が特にとても大切です。

また、主な特効薬はまだ見つかっておらず自然に治まっていくのを待つしかありません。

当園で、嘔吐があった場合には、以下の対応をとっています。

• ①二次感染しないよう子どもたちを避難させる。
• ②換気する。
• ③使い捨ての手袋とマスクを着用する。
• ④便や嘔吐物はペーパータオルなどで取り除き、ビニール袋に入れる。
• ⑤残った便や嘔吐物の上に新聞紙をかぶせ、その上から塩素系漂白剤を十分浸るように注ぎ、汚染場所を広げないようにする。
• ⑥液体一滴残さないようにきれいに拭き取る。
• ⑦使った、マスク、手袋等はすぐにゴミ袋へ入れ、手洗いうがいをする。
※嘔吐物が付いた衣服は、感染予防の為、ビニール袋に入れてそのままご家庭に持ち帰っていただいています。


上記の手順で素早く対応します。


ノロウイルスやロタウイルスは感染力が強く、また環境にも強く乾いた場所では約10日生きると言われています。

二次感染をさせないためにも対応をマニュアル化し、いつでもすぐに対応できるよう取り組んでいます。

これらの対応をとり昨年度、今年ともに感染症0です!
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