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偉人博士の子育て論
東京帝国大学(現・東京大学)の法学博士、廣池千九郎博士の考えです。
①子孫に金を残すよりも子孫に良い教育をするということが、一番自分と子孫のために利益になるのである。これは聖人がそう言われただけではなく、事実がそれを証明しておるのであります。いくら金があっても、品性の劣悪な子どもであってはなんの役にも立たない。
②子どもを育つるに、一切子どもの自由を許すがよいという近世の教育法は誤っておること。このこと特に婦人の心得べきこと。
③家や屋敷や地所や財産や書物などを遺す父母もしくは祖先は世にたくさんあれど、善を積みて徳を子孫に残す父母もしくは祖先ははなはだ少ないのであります。
④子の教育に入るる学費は、科学的に見ても生産的なるがゆえに、それは相当の効力があり。あるいは一粒万倍となることあり。
⑤子どもに対し、親孝行をしなさいと言える親になりなさい。
(参照:廣池千九郎語録より)
つまり、
・子どもには良い教育をさせよ。
・投資するべきは、子どもの教育だ。
・親は子どもにとって尊敬すべき存在、言うことを聞かなければならない存在だ。
ということをお父様・お母様が自覚するべきだと廣池氏は仰っています。
これは、親だけではなく「先生」にも当てはまります。
子どもを共に育てる存在として、これらのことを心に留めながら子どもと関わっている先生にぜひ出会ってほしいと思います。
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