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挨拶の本義は相手の心に近づくこと

更新日:2019.4.17|1(2週間) / 116(累計)

挨拶の本義は相手の心に近づくこと
 現在の一般的な表記では「あいさつ」と書くことが多いので「挨拶」と漢字で書ける人は意外に少ない。漢字で表記すれば、その言葉の本来の意味が理解できる。その語の本義、原義を明らかにするには漢字表記が望ましいのである。
「挨」とは、「近づく」ことであり、「拶」とは相手に「擦り寄る」ことで、挨も拶も共に、相手に心を近づけ、親しむことを意味する。それ故にこそ「挨拶」は、互いの心の扉を開くことになるのである。「あの人は、挨拶もしない」という言葉は、心が離れたままになっていることを意味する。これでは人は互いに疎遠のまま終わる。

 挨拶が、人と人との心の扉を開き、お互いに心を近づけ合うことになるならば、努めて「挨拶は、人より先に自分から」するのが良い。まず、自分から心の扉を開き、然る後に相手の扉を開くように努めることが大切だ。そういう人は、結果として誰からも愛されるようになり、相手に喜ばれることによって自分の心もまた明るく楽しく幸せになれるのである。

 挨拶はこのように、相手の「心に働きかける」ものであるから、「心の窓」と言われる相手の「目を見て」すべきであり、その声や表情は「元気に、にこやか」なのが良い。
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