- TOP
- 東京都
- 世田谷区
- 0歳〜6歳の教育園《ラバント世田谷園・ラバント八雲自由が丘園》
- タイムライン
- 子どもは大人の親である
いろいろ
子どもは大人の親である
新入園児のお友だちがお母様と離れる際自ら手を振り、「行って参ります」と言わんばかりの逞しい表情でお母様から離れた様子が見受けられました。
その男の子は園生活に慣れず、泣いて登園しているお子様でした。
「初めてかもしれない」
とお母様の心の声が漏れるかのような言葉は、「少しずつ集団の子」になり、成長していることを実感できた一面だったと思います。
泣いてお母様を惜しんでくれていた姿が懐かしかくなる日が来ます。
入室してから扉が閉まり、お母様を振り返らずすたすた歩く姿に最後の扉が閉まるまで、お母様がお子様の姿を覗くまなざし。
子どもの表情から、高揚なのか緊張なのかは計り知れないですが、その背中が大きく見えた気がしました。
健気でもあり
ひたむきでもあり
果敢でもある
身支度を済ませてフロアに入る際、扉が開くと「今日も保育園頑張るぞ!」と気持ちを切り替える姿。
『子どもは大人の親である』
英国の詩人ワーズワースの言葉ですが、それに倣って言うならば『保育園は親が子に学ぶ場である』と思います。
ひたむきであること、乗り越えること、恐れないこと。
そのどれもが、ひょっとしたら大人の我々が忘れてしまったことかもしれないと思った瞬間でした。
都合や利害で動くのではなく、自分の役割をしっかりと生きること。
私達は、幼児期の人間の原初こそ学ぶことの大きさを感じています。
保育園は子どもを基準にして私たちが自分を見つめ直し、考え直す場でありたいです。
大人の心を成熟させていく、そんな希有な場所としてあり続けたいと願っています。
その他のタイムライン
-
いろいろ
紀元節から建国記念の日へ
建国記念の日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」国民の祝日として昭和41年(...
-
いろいろ
人は常に幸福を神に祈る
正月は、年の始めを言う。三日までを「三が日」、七日までを「松の内」と呼び、ここ...
-
いろいろ
日本の伝統行事
伝統行事は、長い歴史に磨かれた、日本の尊い文化です。 大切に守り伝えて行きま...
-
いろいろ
異名の語源と由来には諸説
現在の太陽暦は、太陽の運行に沿って西洋で作られた。これを新暦と呼び、日本では明...
-
いろいろ
名詞名分の意義と効用
童謡は、文字通り「童の為の歌謡」である。それは、一流詩人によって子供の為に作ら...
-
いろいろ
読書の意義と効用
活字は、白い紙に印刷された小さな染みである。それぞれの染みには僅かずつ違いがあ...
-
いろいろ
表現
話す、書く、描く、作る、歌う、踊る、 色々な表現を楽しみましょう。 ...
-
いろいろ
世の中の役に立てる仕事
「心訓」という語は固有名詞で、「心の教え」「心に置くべき教訓」というほどの意味...
-
いろいろ
時間と空間が生む安らぎ
毎日のように新聞に折り込みがある。大方は商品の広告であり、両面びっしりと色鮮や...
-
いろいろ
社会は互助、協力が本質
自分本位とか、自己中心とか、自分勝手などという言葉はいずれも良い意味ではない。...