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本物の自尊感情を
自分が決めたことを守り、破るまいとすることを「自律」と言う。
自分で自分を律することで、身を正しく保つための心が育つのだ。
自分の考えで自分の行動を決め、その行動に責任を持つことが「自立」である。
人からとやかく言われなくても、自分で目的を持ち、自分で計画を立て、自分で実行し、自分で反省し、自分で改善を加え、より良い自分を作り上げていくようにすることが「自立」である。
これらの「自律」と「自立」ができるようになれば「流される」「釣られる」ということが無くなって日々の生活が充実してくるのである。
「お手伝い」とは、積極的に自分から他に働きかけて、他への貢献をすることである。
他への貢献は、集団における自分の存在意義を高め、有用感を生み、生きる自信を育てることになる。
日本の子どもは、外国の子どもと比較して自尊感情が低いと言われている。
これを高めようとして、安易に自分の尊さのみを強調すると、我が儘や自分勝手な心を育てかねない。
本物の自尊感情は、社会や集団から期待され、それに応え続けてこそ育まれるものである。
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