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外は内を資け、内は外を養う
健康とは言うでもなく心身のそれを指すが、まずは身体の健康が優先される。
身体が不調であれば気分も晴れない。
頭痛、腹痛、腰痛といった痛みがあれば文字通り苦痛である。
発熱や怪我もまた辛い。
いつも、心身ともに順調であることほど幸せなことはない。
そのように心身を保つには、普段からの心掛けが肝要だ。
衣類の清潔に心がけ、薄着に努め、汗をかいた時には早めに着替え、清潔を保つようにする。
このような心掛けは、まず本人がそれを守ることによって保たれる。
心身という言葉は、心によって身の健康が保たれ、身の健康によって心の健康が保たれるという両者が相即不離、表裏一体の関係にある事実を表している見事な熟語と言える。
身なりは外形を意味するが、外形の身なりを整えようとするのは心である。
それは、結局は内面が外形を決めることであり、また外面の在り方が心の有りようをも決めるという相即不離、表裏一体の関係を我々に教えてくれる。
身なりという外形、薄着という形、それらを一つにまとめて、常に時にふさわしく整えることが肝腎である。
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