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礼に始まり礼に終わる
と表現されるように、日本には「礼」を重んじる風習がある。
礼も一瞬の所作だが、正しい礼は美しく、見る者の目を引く。
しかし、正しく礼ができる人も以外と少ない。
品格のある人は、そのような決められた動作、すなわち「型」通りの動作ができる人である。
動作の作法の中で、最も重要なのは「礼」ではないだろうか。
礼とは会釈やお辞儀のことだが、その一瞬の動作ができるかできないかによって、その人の評価は決まってしまうのである。
よく、周囲にペコペコとお辞儀を繰り返す人がいるが、見ていて見窄らしい。
後に述べるように、神社参拝で深いお辞儀を二回繰り返すことはあっても、日常では何度もお辞儀を繰り返す作法はない。
原則としてお辞儀や礼は一回であって、何度もお辞儀を下からと行って、回数によって丁寧になるものでもない。
礼には型があり、いつどのような礼をするかは、全て慣習によって決められている。
その「型」とは通りに礼ができるかどうかが問題である。
そのためには、礼の決め事を知識として知っておく必要がある。
礼自体は決して難しいものではないので、その型を知れば誰でも実践できるはずだ。
礼の型について
礼とは相手に対して敬意を表す動作で、代表的には四つの場合あがある。
①出会いと別れ際の挨拶
②御礼や謝罪などで相手に礼を尽くす時
③部屋の入退出時
④各種動作の前後
幼少期から、良い型を身につけておくことを意識しても定着しないのは「毎日行うこと」の徹底を怠ってしまうかです。
躾ほど、楽しくなく忍耐や根気が必要ですが一生の財産になるのです。
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