- TOP
- 東京都
- 世田谷区
- 0歳〜6歳の教育園《ラバント世田谷園・ラバント八雲自由が丘園》
- タイムライン
- 敬語は何のためにあるか
いろいろ
敬語は何のためにあるか
相手を敬う為に敬語を使う、もしくは品のある人に見られる為に敬語を使うと思っている人がいたとしたら、両方とも間違いである。
なぜ敬語を使うのか、その答えは「日本語とはそういうものだから」ということに尽きる。
例えば、ウサギをなぜウサギと呼ぶのか、その目的などあるわけがない。
昔からウサギをウサギと呼んでいたというだけのことである。
それと同じで、目下は目上の人に敬語を使うというのが、日本語の決まりといだけのことである。
そこには感情は関係ない。
敬語は「敬語」とう名称ゆえに勘違いされるが、尊敬するから使うものでもなければ、尊敬しないから使わないものでもない。
単純に下位者が上位者にそのような言葉を使うことが決まっているだけのことである。
ということは、話題が上位者に触れるなら、尊敬できるか否かに関わらず、敬語を使用しなければならないのである。
それが社会の掟であるから、そのような言葉遣いができない人は、常識が疑われ、品のない人と見られてしまうことになる。
従って、敬語は感情に関わりなく機械的に使うことを心掛けると良い。
意外に思われるかも知れないが、これが敬語を使う最大の要点である。
そこで、敬語は相手を敬う言葉ではないかと疑問に思う人もいるだろう。
もちろん、そのような正しい日本語を使うことで、結果として目上の人を敬うことになり、または品格のある人と思われることがある。
しかし、それらはいずれも敬語を用いたことで生じる「効果」であって「目的」ではない。
上位者を敬いたいから敬語を使うわけでもなく、また自分が上品に見られたいから敬語を使うわけでもないのである。
では感情を排除すべきかと言えば、そうではない。
正しい敬語が使えるようになったら、そこに感情を乗せていけば良いのだ。いくら正しい敬語でも感情が抜けていたら先ほど挙げた「慇懃無礼」になってしまう。
逆に、正しい敬語に相手を尊重する気持ちを乗せれば、尊敬の気持ちが相手に伝わりやすくなるであろう。
言葉とは人と人との意思疎通の道具である。
言葉の使い方によっては、相手を不快な気持ちにすることもできるし、幸せな気持ちにすることもできる。
そして、意思疎通の極意は、他者を尊重することになる。
相手を尊重しながら話を聴けば、その人は気分良く丁寧に話すことだろう。
相手を尊重しながら自分の伝えたいことを言葉にしたら、その人は自分と違う意見にも耳を傾けるだろう。
日本語では上位者に対する言葉遣いと、下位者に対する言葉遣いは異なるが、下位者に対する言葉遣いは異なるが、下位者が上位者を尊重することが当然として、上位者であっても下位者を尊重して接することで、初めて意思疎通が図れるのある。
ただし、それは「話し方の作法」「聴き方の作法」であるから、「言葉の作法」とは区別して考えなくてはならない。
「日本の礼儀作法」〜宮家のおしえ〜より
その他のタイムライン
-
いろいろ
正しい生活習慣を身につけることは幼児期の子育てに必須!!
ラバントプレスクールでは子どもたちの成長を真剣に考えた職員の集まりです。 ...
-
いろいろ
挨拶の本義は相手の心に近づくこと
現在の一般的な表記では「あいさつ」と書くことが多いので「挨拶」と漢字で書ける人...
-
いろいろ
協力と感謝の循環
ライオン組(幼児)には、 キリン組(2歳児)の制服着衣の お手伝いをしてもら...
-
いろいろ
【挨拶】挨拶は互いの心を開きます。
1 挨拶は、仲良しになる第一歩。 挨拶をすれば楽しく、 挨拶をされれば嬉しく...
-
いろいろ
【無料】体験保育行っています!
~【無料】体験保育のお知らせ~ 期間限定で体験保育を行います! ◆4...
-
空き情報
空き枠【残り1名】になりました!
平成31年度の空き枠が《残り1名》になりました。 先着順となりますので、お早め...
-
いろいろ
【言葉】が子どもを磨きます
ラバントプレスクールは「言葉」を大切にしています。 なぜなら、言葉で人は磨かれ...
-
いろいろ
日本の美しい言葉と作法を身につけるために〜躾〜
ラバントプレスクールの保育理念の柱の1つに「日本人のアイデンティティを育む」とあ...
-
いろいろ
グランドピアノ完備:上質な音楽を届ける保育園。
【音楽】で子どもたちは何を得るのでしょうか? 音楽に触れる体験は、子どもの...
-
いろいろ
子どもにとって初めての先生。親にとっても初めての先生。
保育園の先生は、子どもたちにとって初めての先生になることでしょう。 他者を信頼...