いろいろ
跡見よ蘇婆訶
脱いだ衣類を「きちんと畳む」のは美しい行為である。眠りから目覚めたら、心地よい睡眠を恵んでくれた布団やベッドをきちんと整えておく心遣いは美しい。用のある時にはさんざんお世話になりながら、用が済めばどうでもいい、というのでは心が貧しく淋しいではないか。
上掲の「跡見よそわか」の「跡」は足跡、「見よ」は「見なさい」、「そわか」は「蘇婆訶」と書き「成し遂げる」という意味の仏教語である。これは一種の呪文のような唱えごとだが「何か物事をした時には、それがきちんとできているかどうかを見直し、確かめよ」という教えである。
幸田露伴は娘の文にこの言葉を繰り返し教えた。「もういいと思っても、この呪文を唱えてもう一度見直すものだ」と、自分の行いの最後まで責任を持てと説いた由である。
その他のタイムライン
-
いろいろ
返事 返事は、相手に返す大切な言葉です
1.呼ばれたらすぐに、「はいっ。」 「私はここにいますよ」と伝えましょう。呼ん...
-
いろいろ
素直さの正体
1 お願いは、「済みませんが・・・」と言ってから。 相手の都合を伺う事が大切...
-
いろいろ
行く先と帰宅時刻を伝える大切さ
1 出掛ける時には、「行って参ります。」 行き先と帰宅時刻を伝え、門限を守り...
-
いろいろ
食事の挨拶、五つの感謝
①会釈をしながら、「戴きます。」 口を開いて、はっきり言います。 ②笑...
-
いろいろ
本来の意味を知って本物の挨拶を
①朝は天気に、 「おはようございます。」 この一言で、元気が出ます。 ...
-
いろいろ
挨拶
挨拶の本義は相手の心に近づくこと 1, 挨拶は、仲良しになる第一歩。 ...
-
いろいろ
教育の成立条件は、信、敬、慕の三つ
「信」は「信頼」、子供と親に信頼されなければ教育はできない。 「敬」は「尊...
-
いろいろ
言葉遣いは、心遣い
誰に対して、どんな言葉を、どのように使うかという言葉の使い方が「言葉遣い」であ...
-
いろいろ
指導とは、ちょっとの無理をさせ続けること
「ちょっとの無理」とは、現状の、その少し上、少し先を目指した努力である。少しと...
-
いろいろ
幸せの正体は、人から大事にされること、人を大事にできること
貧しくても、病気になっても、多くの人から大事にされる人は幸せだ。人から大事にさ...