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自然を尊重する和食文化

更新日:2020.6.9|1(2週間) / 116(累計)

自然を尊重する和食文化
現代の食事の実態は多様化しており、レストランでは和食・洋食・中華・その他、多種多様な料理が供されている。

 だが、日本人の食事の基本は伝統的に和食である。健康を保つには「和食(日本人の伝統的な食文化)」が望ましいとされ、ユネコスの無形文化遺産に登録されるほどの高い評価を受けた。我々は、改めて和食の良さを取り入れた食事の実践に努めたい。

「一汁三菜」が和食の基本である。味噌汁やすまし汁、豚汁などを「汁物」と言い、必ずこれが一品付けられる。「山菜」というのは、「三種類のおかず」ということだ。おかずの中で、肉や魚など中心となる物を「主菜」と言い、和え物、漬け物など少し軽いおかずが「副菜」だ。

 和食は、概してあっさりとした取り合わせで、過剰な栄養の取り過ぎを避けている。これが健康上有益なのである。

 和食には、それを供する時にも食する時にも大切な作法があり、それを守ることが礼儀である。箸は右側に太い方(頭)を向けて置き、御飯は左側、汁物は右側に置く。主菜は右の奥、副菜は左奥と中程にというように、見た目に美しく整えられ、また、食べ易いようにと配されている。
 
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