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不作法な箸使い

更新日:2020.6.17|1(2週間) / 121(累計)

不作法な箸使い
食事は人間が健康に生活していく為に不可欠であり大切な行為である。大人も子供も、若者も老人も、また地位の上下なく万人が嗜み、楽しむのが食事である。それ故に食事の場面ではそれにふさわしい作法が決められている。

ここでは「箸使い」に絞って、「それは良くない」とされてきた「不作法な箸使い」について理解を深めておこう。 その原理、原則を一言で言えば、「人様のことを考えない自分中心の行為は駄目」ということになる。

探り箸、迷い箸は、いずれも「自分の欲しい物」を選り分けるために、他の食べ物を脇に除ける行為である。それは、それを見ている他者を不快にする。

叩き箸は、意味もなく食器を叩いて遊ぶことであり、本来静かに楽しむべき食事を騒々しく、荒々しいものにさせ、食事を楽しむ他の人々に失礼になる。

寄せ箸は、箸で器を動かすことだが、本来食器は手を添えて持つべきであり、それが上品な作法である。便利に任せて不作法になることは慎みたい。
 
この他にも、次のような不作法は箸使いがある。口の中に押し込む「押し込み箸」、お箸を舐める「ねぶり箸」、茶碗の上に置く「渡し箸」、棒を握るように持つ「握り箸」などであり、これらもぜひ慎みたいものだ。
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