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0~3歳の大切さ

更新日:2020.6.26|1(2週間) / 28(累計)

0~3歳の大切さ
脳科学では脳は3歳までに80%完成されると言われています。

この一言でなぜ3歳までの関りが大切か分かります。

しかしモンテッソーリ教育の観点からもう少し踏み込んで解説します。

モンテッソーリ教育では0~3歳の時期を「精神的胚子」と呼びます。

胚子とは生物の発生におけるごく初期の段階の事です。

人間では胎児の前、人間としての器官が形成される前の時期の事を

「胚子期」や「胎芽期」と呼びます。

つまり、生まれたばかりの人間の精神(脳)は胚子の如く非常に未発達で、

この時期の環境により形成のされ方が変わってくるということです。

妊娠初期は(初期に限らずそうですが)母体を労りましょうと言われますよね。

それは胎児になる前の胎芽の時期だからです。人間として必要な器官が

形成される時期は特に無理をせず母体(胎芽を取り巻く環境)を

安定させることが必要なのです。

脳の胎芽期も同様のことが言えます。脳の形成、発達の時期である0~3歳は

適切な環境が求められます。お母さんのお腹の中であれば、

適切な静養や十分な栄養などとなりますが、

0~3歳に対しての適切な環境とは何でしょうか?

それは精神的、生理的、身体的な欲求を満たせることです。

たっぷりと甘え、安心でき、食事や睡眠、排泄が行え、成長と共に

変わる発達の欲求を満たすことができる環境が適切な環境です。
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