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いろいろ

社会は互助、協力が本質 

更新日:2020.7.14|2(2週間) / 119(累計)

社会は互助、協力が本質 
 自分本位とか、自己中心とか、自分勝手などという言葉はいずれも良い意味ではない。だが、現在の大人に対しても子供に対しても、これらの言葉はよく使われる。

 みんなで使うトイレに「きれいに使って下さって有り難うございます」という張り紙をしてあるのをよく見かける。これは、トイレを使う時には「他の人のことを考えて汚さないように」という意図なのだ。

 人間は、「社会的存在」と言われる。人間は一人では生きていけない。集まって社会を作り、お互いに知恵を分け合い、協力し合い、助け合って初めて自分の生活ができる。だから自分が生活できるのは、全ては人様のお陰、社会のお陰様である。これは非常に大切な認識であって、片時も忘れてはいけない。

 自分をとりまく様々な人や動物や物や事柄に助けられながら、自分の生活が成り立っているという事実に気付けば、周囲に対する感謝や、労りの心が芽生えてもくる。

 動物も植物も人間も、全てが一つしかないかけがえのない生命を大切に愛しみながら生きている。そして、それらの生命全てには魂があり、心がある。これを仏教では「法界萬霊」という言葉で教えている。
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