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名詞名分の意義と効用

更新日:2020.7.21|2(2週間) / 118(累計)

名詞名分の意義と効用
 童謡は、文字通り「童の為の歌謡」である。それは、一流詩人によって子供の為に作られた格調高くかつ愛らしい歌である。北原白秋、野口雨情などが著名である。

 また、文部省唱歌は、学童の歌唱のための歌謡である。これらの中には名作が多く、今も多くの人に愛唱され続けている。

 古き良き時代の名作を愛唱し続けていくことは、まさに「世代を繋ぐ架け橋」を作ることにもなる。

 著名な格調高い詩や文章のことを「名詞名分」と呼ぶ。「早春賦」「荒城の月」「夏は来ぬ」などは名詩の代表であり、「父母の恩徳」、「実語教」、「心訓」などは名文の典型と言ってよい。高い理念を美しい言葉と簡潔なリズムで綴っている。声に出して読めば一層その本来の意味が伝わり易くなる。

 『朱憙の読書訓』の意訳
 読書の法は、眼到.・口到・心到・にある。「到」は「徹底的に行う」という意味。本を読む時は、目と口と心をその本に集中して熟読すれば内容がよくわかる。だから、目でよく文字を見つめ、口を使って声を出して読み、心でその意味を良く味わうことが重要である。
 中国南宋の儒者、朱熹(=朱子)が主張した読書の際の三条件。
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