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異名の語源と由来には諸説

更新日:2020.7.22|1(2週間) / 118(累計)

異名の語源と由来には諸説
 現在の太陽暦は、太陽の運行に沿って西洋で作られた。これを新暦と呼び、日本では明治五年(1872)から採用された。これに対して、古来日本で行われていたのが太陰暦(旧暦)である。月の満ち欠けを基本として、太陽の運行を考えて修正を加え、季節とのずれを少なくした歴である。

 「十二か月の異名」は、旧暦を用いた頃の各月の異称であり、現代でも親しまれ続けている各月の呼称である。
 睦月は、「睦び月」で、親類や知人が仲睦まじくする意。
 
如月は、「着更着」(寒いので重ね着をする)説が有力だが、草木の生え始める「木更木」説もある。

 卯月は、「卯の花の咲くころの月」とする説が有力。

 皐月は、早苗を植える「早苗月」が約まったとされる。

 水無月は、この頃になると、田に水を引く「水の月」の意。

 文月は、書道の上達を祈った七夕に因み「文披月(ふみひらづき)」が転じたとする説が有力。
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