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人は常に幸福を神に祈る

更新日:2020.7.28|1(2週間) / 117(累計)

人は常に幸福を神に祈る
 正月は、年の始めを言う。三日までを「三が日」、七日までを「松の内」と呼び、ここまでをお正月とする。園や学校もここまでを冬休みとし、八日を始業式とする所が多かったが、今では地方によって違いがある。

 お正月は、その年の豊作や幸福を司る歳徳神(歳神、年神、若年様とも)をお迎えし、お祀りする日本最古の年中行事である。歳神様は一年を幸せにしてくれる神様であり、どの家でも挙って歓迎する。門松、注連飾り、鏡餅などを飾るのは心から神様を歓迎する心の表れである。

 様々な物品が庶民の手にも入るようになった江戸時代から、このような風習が広まったようである。

 「おめでとう」は「芽出度い」、つまり新しい春を迎えて木や草の芽が出るのはまことに喜ばしい、という意味である。元来は歳神様を迎える祝福の言葉であったが、次第に人々の間で交わし合い、お互いに新年を喜び合う挨拶後として定着するようになった。
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