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家族で力を合わせる大切さ

更新日:2020.8.18|1(2週間) / 121(累計)

家族で力を合わせる大切さ
 お正月は、日本の最大の年中行事である。その意義や由来を確認しておこう。

 その神聖なお正月の歳徳神を迎える準備を、家族で力を合わせてすることには大きな意義がある。大掃除は、日頃の忙しさから、散らかり、汚れたままになっている所を綺麗に、清潔にする大切な仕事である。

 その作業によって、綺麗になり、清潔になった所へ歳徳神をお迎えする。こうして、家の外も、中も綺麗にすることによって、家族揃って新しい年を迎える心の準備ができてくるのである。

 大掃除も終わり、お正月を迎える準備も整えば、あとはゆっくりと大晦日つまり除夜を迎えることになる。除夜というのは除日の夜という意味だが、除日というのは「旧い年を除く日」とうことで十二月三十一日のことである。

 大晦日の深夜十二時近くになると、寺々では除夜の鐘を撞き始める。人間ならば誰もが持つと言われる百八の煩悩を払い、清浄な心身となって新年を迎えるべく、除夜の鐘の数は百八回と決まっている。

 神ならぬ人の身故に抱える苦しみや悩みを煩悩と言う。煩悩は全て自分自身の心の迷いから生まれるので、これらの迷いを払う祈りを込めて撞くのが除夜の鐘である。
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