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報徳訓　　二宮尊徳

更新日：2020.8.20｜1(2週間) / 117(累計)

身命の長養衣食住の三に在り
衣食住の三は田畑山林に在り
田畑山林は人民の勤耕に在り
今年の衣食は昨年の産業に在り
来年の衣食は今年の艱難に在り
年々歳々報徳を忘るべからず

身体を健康にし、長く生きていくためには、衣食住を整えねばならぬ。
この三つは、それらを大体で生み出す田畑や山林の恵みに支えられている。
そして、田畑や山林の恵みを受けるには、人々の誠実な勤労が不可欠になる。
今年の衣食は、昨年の勤労の賜であり、
来年の衣食の豊かさは今年の努力次第で決まってくる。
年々歳々、人間はその生き方を磨き、先人の徳に報いる事を忘れてはならない。
【注】
二宮尊徳翁の教えを分かりやすく、百八文字でまとめたもの。「報徳の教え」とは、他から受けた特に対して、徳で応え報いる事を教えたものである。

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