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食事の挨拶の真義
他でも再々述べたように、食事は他の生き物の生命を戴くことなのだから、その生命を提供してくれる生き物に対して改めて合掌し、尊い命を「戴きます」と唱えるのである。
これは、万物に霊魂の存在を認めるいかにも日本人らしい仕草と言える。
食事の前に「戴きます」と唱え、合掌を手向ける敬虔な風習を持つ民族は日本人の他にはないようで、これは我々が世界に誇れる固有の美徳とも言える。
食事が終わると「ご馳走様でした」と言う。
「馳」とは、乗り物に乗って走り廻ることであり、「走」とは自分の足で走り廻ることである。
農家の人々、田を耕す機械を作ってくれた人々、燃料を外国から運んでくれた人、水を供する水道を管理する人、電気釜を作ってくれた人、茶碗を作ってくれた人、米を研いでくれた人などなど、夥しい人々が一膳のご飯を提供する為に「乗り物」を使ったり、「走り廻ったり」してくれている。
そのお陰で只今のこの食事を戴くことができるのである。
眼には見えない人々の苦労や愛に対する「ご馳走様でした」という言葉の真義はここにある。
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