異年齢保育が育む心

ごっこ遊びとは、興味関心を持った何かについて五感から得た情報を記憶し、それを遊びとして再現する遊びです。

保育の中で、ごっこ遊びは良いとされていますが、それが子ども達にどのような影響を及ぼしているかは意外と知られていません。

[ごっこ遊びの効果]
・記憶力、想像力、表現力が育まれる
・手先や体の動かし方が身につく
・コミュニケーション能力が向上する
・興味関心の対象が広がる

電車ごっこに参加すると電車に興味を持つようになり、お友だちとイメージの共有をするにはより鮮明な記憶力が必要です。
また、共有をすることで想像力や表現力が育まれていきます。

ごっこ遊びの中には、ビジネスの最前線で求められる「イメージの共有力」や「アイデア交換の交渉力」を鍛える要素が、多く盛り込まれているのです。

ごっこ遊びに参加する子ども同士が対等に関わり、リーダーシップを磨く経験を積み重ねていけば、将来的に豊かなコミュニケーション能力を備えた人材に育っていくに違いありません。

子ども達が大人になったときを見据えて関わっているラバントでは、自由遊びの時間も大切にしています。

ラバントは異年齢保育ですので、ごっこ遊びをしている年上のお友だちを見て、小さいお友だちも仲間に加わり一緒に遊んでいます。

年上のお友だちが話している言葉を聞いて、自然と発語も増えていくのです。

子ども達のごっこ遊びの様子を注意深く観察すると豊かな想像力と表現力で活き活きと遊んでいます。
その想像力には、こちらも大変驚かされます。
子ども達には、ごっこ遊びで培われた想像力や表現力をいつまでも忘れない、大人に育ってほしいです。

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