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親育(話すのが苦手な子ども)
今回は年中・年長・小学生低学年に向けたお話ではありますが、土台は幼児期の生活で出来上がるものですので、書き続けたいと思います。
「声をかけても、関心を示そうとしない。」「不安そうにしてふさぎこんでいる。」考えられる理由は、以下のようなものです。
・家族がすぐ遮ったり裁いたりするコミュニケーションのパターンに陥っている。
・自分が何を考えているのか、明確にできないので話せない。
・実際には考えていることはあるけど、それをどう表現するのかわからない。
・こういうことを言ったら親はこう言うから、どういう話し方をしたら親はわかってくれるかと考えている。
・こういう場合は周りが察するべきじゃないかと、親の反応を見ている。
「なんで話さないの?」と子どもを責めても、モヤモヤは悪化するばかりです。まずは、子どもの好きな話を存分にしてもらい、聞いてあげましょう。
コミュニケーションというものは、何も「会話をする」ことがすべてではありません。ゆっくりした時間を過ごせる場所に出かけて、散歩したりキャッチボールしたりしながら、なんとなく「感じ合えているな」という感覚が取り戻せたら、それは充分なコミュニケーションです。
そうすると、何かのタイミングで、「あのね…..….」とポロリと話し出すかもしれませんね。
1日を振り返って、「あれってどう思った?」と聞いたり、「お母さんはあの時びっくりしちゃったんだよね」と話したりと、押しつけがましくない範囲で接すると、話しやすい関係性が築きやすいでしょう。
感想を言い合うことで、次への行動のヒントや子どもの考えを知ることもできます。
もう一つ心がけておきたいのは、「いつでも話を聞くよ」というメッセージを伝えておくこと。
「お母さんはいつも忙しそうだから、話しづらい」と感じている子が多いのです。
「お母さん、お父さんはね、忙しそうにしているかもしれないけど、あなたが元気なことがいちばん大切だから、いつでも遮って話してくれていいんだよ」と、言葉や態度で伝えるようにしましょう。
本日もありがとうございました。
ラバント保育園
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